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ブリティッシュショートヘアーの特徴・性格・飼い方

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豊満な頰、骨太で力強い四肢に、コロコロとした体付きが印象的なブリティッシュショートヘアーの先祖はネズミ取りが上手なストリートキャットですが、今ではイギリスを代表する猫種となりました。特徴や性格、歴史やかかりやすい病気について、ご紹介します。

ブリティッシュショートヘアーの特徴・魅力

丸く大きくがっしりとした頭部に先の丸い中くらいの大きさの耳、丸くて大きな目と、丸みのある体型が愛らしいブリティッシュショートへアー。2000年もの歴史があり、先祖は北欧やローマからイギリスに持ち込まれた短毛の猫です。さまざまな毛色が認められますが、とくに人気なのはブルー。初期のブリティッシュショートヘアーは同じブルーの毛色のシャルトリューと似ていたのでタイプの改良のためにペルシャと交配され、現在の丸い頭部とずっしりとしたセミコビーの体型になりました。

写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ブリティッシュショートヘアーの歴史 

ブリティッシュショートヘアーの起源は相当古く、約2000年前、北ヨーロッパでネズミ退治の目的で、飼われ始めたのがルーツと言われています。1889年にイギリスで出版された本には最も古い品種として記録が残っています。第二次世界大戦後、絶滅の危機に瀕しますが、多くのブリーダーによって復活しました。その間に、特徴的な重みの感じる体型はほぼ失われてしまいます。しかし、1950年代にブルーの毛色を持つペルシャとの交配によって重厚さを取り戻す努力が行われました。その結果、本来のブリティッシュショートヘアーの特徴である通った鼻すじが失われ、大きな丸い頭部とずっしりとした体型になったといわれてます。

写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ブリティッシュショートヘアーの外見上の特徴 

広くて丸い顔や、少し離れて付いている大きくて丸い目にペルシャの面影がうかがえます。大きな頭部に付いた中位の大きさの耳も特徴的。体型は、狩猟能力に優れているとあって、筋肉質で力強さを感じさせます。胸は厚みがあり、首や脚も短くて太め。全体的にどっしりとした印象です。短毛で、毛の密度が高く、手触りは硬めです。ほかの猫種に比べて、オスがメスよりもかなり大きくなる特徴があります。

ブリティッシュショートヘアーの性格 

もともと狩猟能力に優れ、農家などで飼われていたこともあり、賢いことでよく知られています。運動能力も高いので、テレビやハリウッド映画などにもよく登場する猫種のひとつです。
テレビや映画に登場できるのはブリティッシュショートヘアーのおおらかさ、落ち着きがあってこそ。自己アピールするときは、犬のように尾をゆったりと左右に振る独特の仕草をします。

写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ブリティッシュショートヘアーを飼うのに向いている人 

賢く落ち着いた性格なので、猫とコミュニケーションをとったり、コマンドに挑戦したりしたい人にはとくに向いているかもしれません。また、もともと環境に順応しやすく、あまり鳴かないので、共同住宅に住む人向きともいえます。成熟に割と時間がかかるといわれており、年齢を重ねるごとに増す魅力を味わうことができるでしょう。

ブリティッシュショートヘアーのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に夜行性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。ブリティッシュショートヘアーは運動能力が高いので上下運動できる猫タワーがあるといいでしょう。動くことが好きで賢いゆえのアクシデントも起きやすいので、留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

ブリティッシュショートヘアーの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるよう注意しましょう。

写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ブリティッシュショートヘアーの遊び方 

ブリティッシュショートヘアーは運動能力が高いので、お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。もともと農場でネズミ対策として飼われていたとの説もあるので、ねずみ型のおもちゃを用意すると喜ぶかもしれません。また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、ねこタワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるなどの工夫を。

写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ブリティッシュショートヘアーのお手入れ

ブリティッシュショートヘアーは短毛のみで被毛も硬めです(猫協会によっては、長毛も認めています)。しかも、寒さの厳しいイギリスで生き延びるために、毛が厚く密生しています。毎日のお手入れは獣毛ブラシで軽くブラッシングをしてあげましょう。毛が生え変わる換毛期のブラッシングはとくに念入りにしますが、シャンプーをしてあげるとより効果的です。また、ベルベットのような美しい被毛を保つため、高タンパク質の食事(総合栄養食)を与えるようにしましょう。

写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ブリティッシュショートヘアーが気をつけたい病気

•心臓の筋肉が厚くなりすぎて、心臓に十分な血液を送り出せなくなる「肥大型心筋症」
• 出血が止まりにくくなる病気「出血傾向:血友病B」
• コロナウイルスというウイルスが原因で、発熱、食欲不振、嘔吐、下痢などの症状により徐々に弱ってしまい、一度発病すると死亡率が高い病気。排泄物に含まれる菌が口、鼻経由で感染する「猫遺伝性腹膜炎(FIP)」
• 尿路内に石が形成され、血尿や膀胱炎の原因になる「尿石症(ストルバイトおよびシュウ酸カルシウム)」
• 大腿骨頭に血が行かなくなり壊死を起こし、後ろ足をかばって歩くようになる「虚血性大腿骨頭壊死」
• 腹膜と心膜がくっついてしまい、肝臓や腸が胸の中に入ってしまうことがある「腹膜心膜横隔膜ヘルニア」
・腎臓にたくさんの嚢胞(のうほう/水がたまった袋)ができ、腎臓の働きが徐々に低下し、やがて腎不全になる「多発性嚢胞腎」
•徐々に視力が低下し、最後には失明に至ってしまう「進行性網膜萎縮」
•水晶体が濁って目が見えにくくなる「白内障」
• まぶたが内側に折れて入り込み、眼を刺激して、目ヤニや涙が多く出る「眼瞼(がんけん)内反症」

写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

監修  高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。

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