1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. ソマリの特徴・性格・飼い方

ソマリの特徴・性格・飼い方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

丸みのあるクサビ形の愛らしい顔と、キツネの尾のようにフサフサした毛で覆われた尾、しなやかな身のこなしが魅力のソマリ。野性味と優雅さを併せ持つその姿で、昔から多くの人を魅了してきたソマリの特徴や性格、歴史やかかりやすい病気について、ご紹介します。

ソマリの特徴・魅力

丸みのあるクサビ形の愛らしい顔としなやかな身のこなしが印象的なソマリ。“ロングヘア・アビシニアン”と呼ばれ、アビシニアンから生まれた毛の長い猫たちをもとに作出されたソマリは、とくに米国と日本で人気の高い猫種のひとつです。                                      

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ソマリの歴史

長毛のアビシニアンがソマリの起源です。アビシニアンの血統の中には何代にもわたって劣性遺伝にあたる長毛の猫が見られましたが、特別にとりあげられることはありませんでした。1950年にカナダや米国のブリーダーが中心となって長毛のアビシニアンの繁殖が始まりました。長毛のアビシニアンは世界中でも独自の繁殖が行われるようになり、1965年にはオーストラリアでも長毛のアビシニアンとしてショーなどで発表されていました。 CFA(猫登録協会)などの協会は当初は長毛のアビシニアンでしかないと認められませんでしたが、努力の結果1つの血統として認められ、1972年には、CFAでアビシニアンとは別の独立種ソマリとして認定されています。猫種名はエチオピア(旧国名アビシニア)の隣国ソマリアからです。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ソマリの外見上の特徴

ボディは筋肉質でスリムな体型です。バレエキャットと呼ばれ、つま先立ちをしているようにも見える細くて上品なバランスのよい四肢、大きなアーモンド型の目、丸みのあるくさび型(「V」に近い形で辺が閉じた三角形)の顔が特徴的です。長い被毛はふさふさと密生し、シルクのような手触りがあります。ペルシャなどに比べるとやや短めです。代表的な毛色はルディ(赤褐色)、レッドまたはソレル(赤系の毛色)、フォーン(淡黄褐色の毛色)、ブルーの4種類。 ルディは地色がオレンジブラウンの色調で、ティッキング(1本の毛に濃い色と薄い色が交互に入っている)は漆黒。フォーンはレッドが希釈された色であたたかみのあるベージュのアンダーコートを持ち、ココアブラウンのティッキングが入るなど、さまざまなティッキングが見られます。どの毛色も毛先と尾の先は最も濃い色になり全体的には鮮やかであたたかみのある色合いであることが重要です。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ソマリの性格

ソマリは、頭がよく表情豊かで人に愛されやすい性格で、甘えん坊な猫が多い傾向。人と触れ合うことが大好きで、人とのコミュニケーションを取りたがる猫です。一方、警戒心の強さから人見知りでうるさいところが苦手な面も。ほかの猫との同居が苦手といった神経質な面があるため、静かな環境で育てるのに向いています。筋肉質な体ながらも身軽な体型なので、とてもアクティブなソマリ。上下運動が大好きなので、人の肩に乗ることもあります。

ソマリを飼うのに向いている人

甘えることも動くことも大好きなソマリ。人と関わることが好きなので、自宅にいる時間が多い人に向いている猫かもしれません。また、簡単に高所に乗ってしまうので、日頃からこまめに家の物を片付けられる人は飼いやすいかもしれません。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ソマリのハウス・ケージなど住む場所・飼育環境

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に夜行性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。ソマリは活動的ゆえに、留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ソマリの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水は容器に入れて、つねに飲めるようにしましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ソマリの遊び方

活発なソマリは、遊ぶのが大好き。お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるなどの工夫を。運動好きとはいえ、加齢で足腰が弱ってくることがあるので、ある程度の年齢になったら、よく上る場所にはステップを付けてあげるなどするといいですね。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ソマリのお手入れ

ソマリは頭や胴体は中毛ですが、えり毛やしっぽが長毛なので、こまめなブラッシングが必要です。短毛の猫と違って毛が絡みやすく毛玉もできやすいので、ブラッシングをする際は、まずピンブラシで全身の毛のもつれをほぐしてあげるといいでしょう。その後、コームを使って、丁寧に毛をとかしてあげます。乾燥する時期などは静電気が起きやすいので、ブラッシングスプレーを用いながらブラッシングするといいでしょう。また、猫は水が苦手とされていますが、毛の美しさや猫の健康を保つためにも、中毛猫でもシャンプーを定期的にできると好ましいでしょう。シャンプーは子猫の時から慣らすと成猫になってもできるようになります。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

ソマリが気を付けたい病気

・心臓の筋肉が薄くなって、血液をうまく送り出せなくなる「拡張型心筋症」
・心臓、肝臓、腎臓、消化器、末梢神経など多臓器のはたらきが悪くなる「アミロイドーシス症」
・腎臓を少しずつ、壊していく「アミロイドーシス腎症」
・貧血や黄疸(おうだん)や脾腫(ひしゅ)などの症状を引き起こす「ピルビン酸キナーゼ欠乏症」
・うまく歩けなくなり、衰弱してしまう「重症筋無力症」
・徐々に視力が低下し、最後には失明に至ってしまう「進行性網膜萎縮」
・夜間にものが見えにくくなるなどの視覚障害が起きる「網膜変性性疾患」
・皮膚に寄生する真菌(マラセチア)が増殖し、皮膚がべたつき、赤く腫れてしまう「マラセチア皮膚炎」

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

監修  高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。
著書に「猫の教科書」(緑書房 高野賢治氏との共著)、「猫の手入れがわかる本」(誠文堂新光社)などがある。
ヤマザキ動物専門学校

猫と暮らす

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新着記事

新着記事をもっと見る