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シャムの特徴・性格・飼い方

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ポイントカラーの代表とされるシャム猫(≒サイアミーズ)。気品が漂うその姿で、昔から多くの人を魅了してきたシャムの特徴や性格、歴史やかかりやすい病気について、ご紹介します。

シャムの特徴・魅力

ポイントカラーと濃いブルーの目が印象的なシャム。その美しさは全世界で人気を博し、おそらく世界で最も知られている純血種のひとつでしょう。人と触れ合うのが大好きという面からも、人々に愛されている猫です。

シャムの歴史

シャムの起源は、今から500年以上も前といわれています。当時は、国名がシャム(現在のタイ)と呼ばれシャム王国の王族だけが飼うことを許されていました。事実、1767年にアユタヤで発見された書物「キャット・ブック・ポエム」には、すでにシャムの絵が描かれています。シャムが世界的に知られるようになったのは、18世紀以降でしょう。タイ駐在の英国大使が帰国されるとき王様から2匹のシャムを贈られたことを機に注目を浴び、1990年代には改良も進んで急速に世界各国に広まりました。日本でシャムの人気が出たのは1950年代。当時、日本橋三越で日本初のキャットショーが開かれた際には、出陳された猫のほとんどがシャムだったそうです。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

シャムの外見上の特徴

シャムの特徴といえば、スムーズなクサビ形の頭部にポイントカラーそして、円筒形の細長い体型、濃いブルーの瞳でしょう。ポイントカラーは、両耳、顔、四肢、尾、睾丸など体から飛び出した部分の9か所に色がつき、厳密には4色に分類されます。体は薄いクリームに黒褐色が入る「シール・ポイント」、アイボリーのベースにミルクチョコレート色が入る「チョコレート・ポイント」、青みがかったホワイトに青灰色が入る「ブルー・ポイント」、そして寒色寄りのホワイトにかすかにピンクが混じったグレーが入る「ライラック・ポイント」の4種類です。年齢とともにシールポイントやブルーポイントは胴体にもうっすら陰りが入る場合もあります(シェード)。次に体型ですが、猫には6種類の体型分類がありますが、そのうちシャムは「オリエンタル」に属します。骨格が細いため全体的にほっそりとしたオリエンタ体型です。手足は長く、足先は小さめ、しっぽは細長くしなやかなのが特徴です。顔もスリムで、大きな耳が印象的な顔立ちです。瞳の色については、遺伝の関係で、ポイントカラーはすべて青色の瞳を持ちます。

シャムの性格

南国生まれのシャムはその体型かつ短毛ということからも、比較的寒がりの猫が多いです。それもあってか、人と触れ合うことが大好き。ひざなどに乗って、つねに飼い主さんの体温を感じていたい猫です。筋肉質ながらも身軽な体型なので、とてもアクティブなシャム。上下運動が大好きなので、人の肩に乗ることもあります。シャムは、よく鳴く猫としても知られています。飼い主さんに向かって話しかけるようにアピールすることが多いので、そのときどきで要求に応えてあげられるといいでしょう。

シャムを飼うのに向いている人

甘えることも動くことも、おしゃべりすることも大好きなシャム。人と関わることが好きなので、自宅にいる時間が多い人に向いている猫かもしれません。また、簡単に高所に乗ってしまうので、日頃からこまめに家の物を片付けられる人は飼いやすいかもしれません。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

シャムのハウス・ケージなど住む場所・飼育環境

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に夜行性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。シャムは活動的ゆえに、留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

シャムの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水は容器に入れて、つねに飲めるようにしましょう。

シャムの遊び方

活発なシャムは、遊ぶのが大好き。お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるなどの工夫を。運動好きとはいえ、加齢で足腰が弱ってくることがあるので、ある程度の年齢になったら、よく上る場所にはステップを付けてあげるなどするといいですね。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

シャムのお手入れ

シャムの被毛は短毛でシングルコートです。毎日のお手入れは手でなでたり獣毛ブラシで軽くブラッシングをします。換毛期の時はラバーブラシで抜け毛を取り、そのあと獣毛ブラシで全身をブラッシング。乾燥する時期などは静電気が起きやすいので、ブラッシングスプレーを用いながらブラッシングするといいでしょう。飼い主さんとの触れ合いが好きなので、ブラッシングもシャムにとってはコミュニケーション感覚で、喜んでくれます。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

監修  高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。
著書に「猫の教科書」(緑書房 高野賢治氏との共著)、「猫の手入れがわかる本」(誠文堂新光社)などがある。
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