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アメリカンカールの特徴・性格・飼い方

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くるりと反り返った耳が印象的なアメリカンカール。そのユニークな見た目と、明るい性格で人々を魅了する、アメリカンカールの特徴や性格、歴史やかかりやすい病気について、ご紹介します。

アメリカンカールの特徴・魅力

アメリカンカールの特徴といえば、その名前の由来にもなった反り返った耳。その珍しい見た目は世界の愛猫家たちを虜にし、発見から異例の早さで血統が認められたほどです。快活な性格と、お手入れのしやすい毛質なので、どんな家庭でも飼いやすいでしょう。                                                               

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンカールの歴史

アメリカンカールは、1981年6月にアメリカのカリフォルニア州で発見された迷い猫が起源です。シュラミスと名付けられたこの猫は、黒い長毛の牝猫。アメリカンカールは、すべてこのシュラミスの血を引いています。発見者であるルガ夫妻は、この不思議な耳の形にとても興味を持ち、シュラミスを飼うことにしました。そしてその年の冬、シュラミスは4匹の子供を産み、うち2匹は同じく耳がうしろにカールしていたことから、反り返った耳は優性遺伝であることが発覚。カリフォルニアで開催されたキャットショーで紹介されたシュラミスは、大きな注目を浴びました。そして1983年、本格的な繁殖が始まると、次第にアメリカンカールが確立され、1985年にTICA(The International Cat Association)で公認され、1993年にはCFAで公認されその血統が世界的に認められました。発見から血統の認知まで約12年。これは、純血種の中でもとても早い“出世”といえます。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンカールの外見上の特徴

アメリカンカールの特徴といえば、ずばり反り返った耳でしょう。耳の基部から3分の1の高さまで軟骨があり、残り3分の2が後ろに反り返っています。この耳は優性遺伝なことがわかっていますが、約50%の確率でカールしない耳(ストレートイアー)が生まれます。アメリカンカールの耳は、生まれたときは皆まっすぐな状態で、生後3~10日もすると、うしろにカールし始め、生後4カ月の頃には反り耳が確立されます。キャットショーにおいては、反り返った両耳の先端が、後頭部の中央を指す耳が美しいとされています。体全体は、筋肉質なセミフォーリンですから太り過ぎには注意しましょう(体重は約2.6~6㎏)。頭部は丸みを帯びたくさび型(「V」に近い形で辺が閉じた三角形)です。被毛は、アメリカンカールの起源・黒猫のシュラミスは長毛でしたが、短毛も生まれます。また、毛色についても、とくに限定はありません。目は大きなクルミ形。しっぽは体と釣り合って長い傾向にあります。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンカールの性格

アメリカンカールは、基本的にミックスとの交配で繁殖されます。ですから、現れる性格は多種多様ですが、傾向としては、落ち着いていて利発な性格です。また、元気でちゃめっ気もあるため、子供や来客など、一般的に猫が苦手とする相手とでも、比較的スムーズに仲よくなるでしょう。筋肉質な体でもあるため運動や遊びが大好きなので、毎日充分に遊んであげたいですね。猫タワーなども配置して、動き回れる環境をつくれるとさらにいいでしょう。

アメリカンカールを飼うのに向いている人

賢く大らか、かつ明るい性格のアメリカンカールは、その性格からどんな人とでも上手に付き合えるでしょう。子供ともうまく付き合えるので、子供がいる家庭でも飼いやすいかもしれません。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンカールのハウス・ケージなど住む場所・飼育環境

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に夜行性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。アメリカンカールは活動的ゆえに、留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンカールの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるよう注意しましょう。アメリカンカールは、長毛も生まれます。長毛の猫は、短毛に比べて毛をたくさん飲み込み、毛玉を履きやすい傾向に。その対策として、「毛玉対策用」などのフードを与えてもいいでしょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンカールの遊び方

活発なアメリカンカールは、遊ぶのが大好き。お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるなどの工夫を。運動好きとはいえ、加齢で足腰が弱ってくることがあるので、ある程度の年齢になったら、よく上る場所にはステップを付けてあげるなどするといいですね。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンカールのお手入れ

アメリカンカールの反り返った耳は、ほかの猫に比べて汚れやすいようです。細めの綿棒を使って、こまめに触れる範囲だけ優しく掃除しますが耳の基部に軟骨があるので耳掃除を嫌がることもあります。あまりにも耳垢が多い場合や、耳に熱を持っている場合は病気の可能性があるので、かかりつけの獣医師に相談を。被毛は、やわらかい下毛が少なく、もつれにくい毛質なので、ブラッシングが簡単です。短毛の場合はラバーブラシや獣毛ブラシでブラッシング。短毛の猫と違って毛が絡みやすく毛玉もできやすい長毛は、まずピンブラシで全身の毛のもつれをほぐしてあげます。その後、コームで丁寧に毛をとかしてあげてください。乾燥する時期などは静電気が起きやすいので、ブラッシングスプレーを用いながらブラッシングするといいでしょう。また、猫は水が苦手とされていますが、毛の美しさや猫の健康を保つためにも長毛の場合はとくに、シャンプーを定期的にするといいでしょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

アメリカンカールが気を付けたい病気・寿命

・ 大きく反り返った耳には細菌が入りやすいため、細菌やカビが原因で、外耳道に炎症が起こる「外耳炎」
・ 曲がった耳を無理に伸ばすことで傷ついてしまう「軟骨の損傷」

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

監修  高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。
著書に「猫の教科書」(緑書房 高野賢治氏との共著)、「猫の手入れがわかる本」(誠文堂新光社)などがある。
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