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エジプトの壁画から抜け出たような猫|エジプシャン・マウを知ろう!

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ピラミッドの時代から人々に愛されていたとも言われる「エジプシャン・マウ」。ワイルドなスポット模様と、キリッとしたアーモンド型の目が特徴的です。今回は、そんなエジプシャン・マウの発祥やエジプトとの関係性、外見の特徴などをまとめてご紹介します。

エジプシャン・マウの特徴・魅力

エジプシャン・マウは、エジプトを原産国とする猫。古代エジプトの壁画に描かれた猫に似ていることから、長い歴史を持っているのではないかと推測されますが、実際のところはまだ明らかになっていません。アーモンド型で大きな目が特徴で、ワイルドさも感じるスポット模様が印象的です。身体能力が非常に高い猫種でもあり、走った時の時速は、なんと50kmにも及ぶと言われています。その反面、臆病なところや甘えん坊な性格も持ち合わせており、飼育も比較的しやすい傾向にあります。

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エジプシャン・マウの歴史

エジプシャン・マウの「マウ」は、エジプトの言葉で「猫」を表しています。その名の通り、エジプシャン・マウの歴史は、古代エジプトで始まったと言われています。ピラミッドの壁画や当時のエジプトの工芸品に、斑点模様の猫が描かれているのを、ご覧になったことがある方も多いでしょう。

しかし、そんな長い歴史を持っているにも関わらず、エジプシャン・マウが一般的に知られるようになったのは、近代になってから。エジプシャン・マウが一般に紹介されたのは、1953年のことでした。ロシア革命の際、ローマに亡命していた「ナタリー・トルベッコイ王女」は、エジプシャン・マウの斑点に魅了されます。そこで、エジプトから1匹のメスを輸入し、「Baba」と名付けました。

その後、エジプト駐在のイタリア大使が飼っていた、オスのエジプシャン・マウとBabaは交配され、ブロンズの毛色をしたオスの子猫を生むことになります。その子猫は、母猫のBabaと「戻し交配」をされ、今度はメスの子猫が生まれ、「Lisa」と名付けられました。Lisaは、1955年にローマで開かれた、キャットショーにてお披露目されることになります。

1956年、ナタリー・トルベッコイ王女は、3匹のエジプシャン・マウを連れてアメリカに移住。Babaを最初のエジプシャン・マウとして、アメリカのキャットショーで紹介します。そして、1977年にCFAによって種として公認されました。ワイルドキャットの美しい斑点模様にあこがれる愛猫家は多く、オシキャットなどの斑点模様を持った種が人工的に作出されています。しかし、このエジプシャン・マウは、ナチュラル・ブリード(自然繁殖)で斑点模様を持つ、唯一の猫です。

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エジプシャン・マウの外見上の特徴

エジプシャン・マウの一番大きな特徴と言えば、被毛の斑点模様です。ダブルコートですが大小さまざまなスポットが、濃くはっきりとランダムに現れています。よく見ると、胸前のネックレスは途中で途切れており、ネックレスの色が濃くて途切れていない場合には、エジプシャン・マウとしては良くありません。顔の輪郭は、自然な丸みがあるくさび形です。目は大きなアーモンド形で、やや寂しそうな表情を作ります。瞳の色はグーズベリー・グリーン(スグリの色)のみで、ブルーはいません。耳も大きく、基部が広く、やや外向きについています。鼻筋は柔らかなカーブを描き、眉間から先端まで同じ幅です。

ボディは筋肉質で、わき腹から後ろ脚のあたりまでルーズスキンが垂れています。このルーズスキンのせいで、太っていると心配する飼い主さんもいるようですが、あくまで身体の構造なので心配無用です。四肢は細く引き締まっており、ボウは卵形。尾は長くまっすぐで、ボディの長さや太さと釣りあいます。なお、カギしっぽなど変形したしっぽは良くないです。

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エジプシャン・マウの性格

エジプシャン・マウは、とても活動的な性格をしています。その野性的な姿から、孤独を好む性格だと思われるかもしれませんが、実際には飼い主さんを信頼して、甘えてくる一面も兼ね備えています。ただし、やや繊細で怖がりな面もあるため、他の人や動物に対して人見知りすることもあるでしょう。なお、知性にも富んでおり、犬のようにしつけやすい猫と呼ばれることも多々あります。お子さんがいる家庭でも、比較的飼いやすい猫種と言えましょう。

また、前述した通り運動能力が発達していて、活発な活動を好みます。高いところも好む傾向にあるため、もし家の中にスペースを設けられるなら、キャットタワーを用意してあげると喜ぶでしょう。

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エジプシャン・マウの毛色

エジプシャン・マウには、主に3色の毛色が公認されてます。

【シルバー】
薄いシルバーの地色に、木炭色の斑点模様があります。アンダー・コートはホワイト、または薄いシルバーです。

【ブロンズ】
温かいブロンズの地色に、濃いブラウン-ブラックの斑点があります。アンダー・コートは暖かみのあるブラウンです。

【スモーク】
地色は薄いシルバーです。すべての毛先はブラックでディップされており、斑点模様とマーキングは、漆黒ではっきりしています。アンダー・コートは、ホワイト、または薄いシルバーです。

なお、この3つ以外にブラックとブルーの種も存在しますが、公認はされていません。

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監修  高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。
著書に「猫の教科書」(緑書房 高野賢治氏との共著)、「猫の手入れがわかる本」(誠文堂新光社)などがある。

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