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サイベリアンの特徴・性格・飼い方

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ふさふさの長い毛、ゴージャスなしっぽに大きな体。厳寒の大地で育った容姿が何とも魅力のサイベリアン。ロシアの名だたるリーダーたちに愛されてきた、サイベリアンの特徴や性格、歴史やかかりやすい病気について、ご紹介します。

サイベリアンの特徴・魅力

大型の長毛で、キリリとした表情も印象的なサイベリアン。ロシアの歴代大統領に愛された迫力のある容姿と、賢く社交的なところが魅力です。秋田県知事にロシアから贈られた猫として、日本でもすっかり有名になりました。賢くて、さまざまな芸を覚えられることでも人気を呼んでいるとか。集合住宅でも飼いやすい猫種です。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

サイベリアンの歴史

シベリア猫とも呼ばれる最大級のイエネコ。起源については不明とされていますが、古くからロシア国内(東部のシベリア地方)に広く生息していたらしく、ネズミ退治のため飼育されていたと、民話にもよく登場します。 1871年ロンドンのクリスタルパレスにキャットショーに初めて出展されたと伝えられています。しかし20世紀になるまでロシアでは猫をペットとして飼うという認識がほとんどなかったということもあり、ロシアでの交配はほぼされておらず、1980年代になってからようやく血統管理と本格的な品種改良が実施されるようになりました。1990年にアメリカに渡り、2002年以降は世界中で広く人気の猫種となりました。CFAは2006年に公認猫種にしました。サイベリアンといえば、ロシアのプーチン大統領から、大の猫好きとして知られる秋田県知事・佐竹敬久氏に贈られた「ミールくん」が有名。ロシアからの東日本大震災の被災地支援に対するお礼として、愛犬家であるプーチン大統領に秋田犬の「ゆめちゃん」を贈ったことが話題となりました。

サイベリアンの外見上の特徴

サイベリアンの体重は4~8㎏で、オスだと10㎏を超えることも。もともとロシアの厳しい寒さを生き抜いてきた猫種とあって、体は屈強そのもの。大柄で、バネのあるたくましい体型を誇ります。一方で顔は中型で丸みのあるクサビ形で大きな丸い目は、愛くるしい表情をしています。 また、何よりも全身が厚くふさふさの被毛に覆われているのが特徴です。中くらいの長さのしっぽは、とくにふさふさで太く見えます。寒さや雪から身を守るために発達した上毛(オーバーコート)は、皮脂分が多く硬い手触りです。その下には、体温を閉じ込める下毛(アンダーコート)が密に生えています。また、サイベリアンは、厳しい寒さにも耐えうる3層構造の「トリプルコート」という、大変珍しい被毛の個体が多く存在することで知られています。毛色は、ブラウン系のタビーが多いですが、すべてのパターンや毛色が認められています。寒い冬は密度のあるもっとも美しい被毛ですが、換毛期になると、被毛は徐々に抜けてしまい夏のサイベリアンはさっぱりとした印象です。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

サイベリアンの性格

その昔、修道院や農家などでネズミ退治のために飼われていたといわれるだけあって、ハンター魂が強く、好奇心いっぱいで運動神経も抜群です。一方で愛嬌たっぷりで親しみやすい性格。何より賢くて、飼い主さんとのコミュニケーションがよくでき、犬のように指示語でしつけられるともいわれます。ロシアの猫サーカスで活躍しているのは、サイベリアンが多いとも。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

サイベリアンを飼うのに向いている人

飼い主さんとコミュニケーションをとるのが大好きな、犬のような要素があるサイベリアン。いつも相手をしてあげられる意味では、自宅にいる時間が長い人に向いている猫かもしれません。また、独特な被毛の性質からか、猫アレルギーがあっても飼える猫という研究結果もあるようなので、アレルギーを気にして猫を飼うことを躊躇している人にはいいかもしれません。

サイベリアンのハウス・ケージなど住む場所・飼育環境

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に夜行性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。サイベリアンは活動的ゆえに、留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

サイベリアンの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水は容器に入れて、つねに飲めるようにしましょう。

サイベリアンの遊び方

サイベリアンは、ワーキングキャットだったこともあり、遊ぶのが大好き。お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも5~10分以上は集中して遊んであげましょう。また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるなどの工夫を。運動好きとはいえ、加齢で足腰が弱ってくることがあるので、ある程度の年齢になったら、よく上る場所にはステップを付けてあげるなどするといいですね。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

サイベリアンのお手入れ

サイベリアンは、長毛の美しい被毛の持ち主です。この美しい被毛を守るには、毎日のブラッシングが欠かせません。とくに春から夏にかけての換毛期は、よりこまめに手入れしましょう。短毛の猫と違って、長毛は毛が絡みやすく毛玉もできやすいので、ブラッシングをする際は、まずピンブラシで全身の毛のもつれをほぐしてあげるといいでしょう。その後、スリッカーブラシやコームで、丁寧に毛をとかしてあげて。乾燥する時期などは静電気が起きやすいので、ブラッシングスプレーを用いながらブラッシングするといいでしょう。また、猫は水が苦手とされていますが、サイベリアンは苦にならないともいわれます。毛の美しさや猫の健康を保つためにも、シャンプーを定期的にすることをおすすめします。

サイベリアンが気を付けたい病気

・寒さに強い反面、夏の暑さは苦手なため、呼吸が浅く速くなったり、口からヨダレを垂らすなどの症状が見られる「熱中症」
・心臓の筋肉が厚くなりすぎて、心臓に十分な血液を送り出せなくなる「肥大型心筋症」

監修  高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。
著書に「猫の教科書」(緑書房 高野賢治氏との共著)、「猫の手入れがわかる本」(誠文堂新光社)などがある。
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