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スフィンクスの特徴・性格・飼い方

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一度見ると忘れない、独特な顔立ちと毛のない体が特徴のスフィンクス。あのE.Tのモデルともうわさされる、地球外生命体のようなスフィンクスの特徴や性格、歴史やかかりやすい病気について、ご紹介します。

スフィンクスの特徴・魅力 

宇宙人のような印象の無毛猫、スフィンクス。その個性的な外見は好き嫌いが分かれるところ。外見に似合わず(?)、非常に甘えん坊で人なつこく、毛がないぶん抜け毛の心配がなく、飼いやすいともいわれます。体は筋肉質で皮下脂肪が多く、シワクチャで、下腹が出ているのが特徴で運動が大好きな愛らしい猫です。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

スフィンクスの歴史 

1960年代に、カナダのトロントで突然変異で無毛の猫が生まれました。その猫とデボン・レックスとの交配により現在のスフィンクスが誕生したといわれています。とくにフランスとオランダで繁殖が進み、その後1980年代にアメリカにやってきてTICAで公認されました。2001年には、CFAで公認されています。1997年製作のヒット映画『オースティン・パワーズ』にスフィンクスが登場したことから、世界的にも有名になりました。

スフィンクスの外見上の特徴 

スフィンクスの最大の特徴は、被毛がないこと。映画『E.T』に登場する宇宙人のような外見は、圧倒的な個性を放っています。体重は3~6㎏で耳が非常に大きく、目は大きなラモンの形、頬骨が高く、口吻部にはくぼみが見られます。無毛の猫とはいえ耳、足先、睾丸、鼻鏡の周囲、しっぽなどにはごく短い毛も生えており、髭と眉毛もあります。体を保護するため皮下脂肪が多い傾向にあり、特に下腹部はビアダルのように太っていて多くのシワが体全体に広がっています。キャットショーではシワが多いほど良い評価を得ます。ごくわずかなうぶ毛のためか、体の手触りはまるでスエードのよう。毛色は、すべてが認められていて、代表的なのは、クリーム・タビー、ブラック、ブルー、レッド・タビーなどです。ただし、スフィンクスは無毛のため毛色の判断が難しいので毛色の審査評価はありません。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

スフィンクスの性格

子犬のようになつっこいといわれるデボン・レックスの血を引くからか、スフィンクスもとても甘えん坊な面があり、飼い主さんにも忠実です。社交的で活発でもあり、飼い主さんや家族などへ愛情が深く、他の動物とも仲よくできるといわれます。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

スフィンクスを飼うのに向いている人 

他の猫のように被毛がたっぷりないぶん、寒がりです。また、皮膚がさらされているぶん、ケガもしやすいのが心配です。月に2回は爪を切ってあげましょう。室温の管理ができる人、他の猫とじゃれあってケガをしないよう、しっかり見守れる環境だと理想的です。そういう意味では、可能なら複数飼いはしないほうがいいかもしれません。ヘアレスなので、猫アレルギーの人には飼いやすい側面も。

スフィンクスのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

猫の健康のためにも、屋内飼育がおすすめです。猫は基本的に夜行性の動物なので、日中は寝て過ごすことが多いため、安心して寝られるスペースを用意してあげましょう。また、毛がないスフィンクスは、暑さと寒さに弱いので、洋服を着せたり室温の管理は通年気を付けるようにしてあげましょう。スフィンクスは活動的ゆえに、留守番させるときは、入って欲しくない場所には行けないよう制限し、誤食につながるような細かいものなどは片付けておきましょう。また、何か尖った箇所があると、皮膚がさらされているスフィンクスには凶器となることも。そういった生活環境にも注意が必要です。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

スフィンクスの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。猫は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子猫用」「成猫用」「シニア猫用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。また、猫はもともと飲水量が少なくても生きていける体の構造ですが、そのぶん、結石症や腎臓病にかかりやすいので、なるべく水分を摂らせるよう注意しましょう。

スフィンクスの遊び方 

スフィンクスは活発で、好奇心旺盛。人とのコミュニケーションも大好きなので、お気に入りのおもちゃを使うなどして、1日に最低でも10分以上は集中して遊んであげましょう。また、猫は高いところに上る習性があり、屋内という限られた空間でも、立体的な上下運動をさせるようにして。猫ができるだけ自由に活動できるよう、猫タワーを置く、タンスや棚をうまく配置して高いところに行けるなどの工夫を。活発で高い場所にもどんどん上ってしまうスフィンクスではありますが、ある程度の年齢になったら、よく上る場所にはステップを付けてあげるなどするといいですね。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

スフィンクスのお手入れ 

他の猫種と違いスフィンクスはヘアレス猫なので、毛穴から皮脂分が直接皮膚に出てきますから体が汚れやすくなります。皮膚病の予防のためにも毎日蒸しタオルなどで体を拭いて、清潔に保ってあげましょう。体全体にシワがあるので、襞に汚れがたまりがちです。拭くときはシワを伸ばしてたまった汚れを取るのも忘れずに。また、スフィンクスは無毛なのでシャンプーは比較的簡単ですが、週に1度はシャンプーして一気に汚れをとると、皮膚の状態も良好に保たれるのでおすすめです。シャンプーが難しいようなら、飼い主さんは無理をせず、プロにまかせるのも一案です。

スフィンクスが気をつけたい病気

・皮膚がべたついたりする「脂漏性皮膚炎」
・皮膚にできる腫瘍で、イボ状の形をしており、良性であることがほとんど「皮脂腺腫瘍」


監修  高野八重子先生

CFAオールブリード国際審査員。

サンフラワーキャットクラブセクレタリー、
ヤマザキ動物専門学校において「ネコ学・審査とグルーミング」の講義を担当。
著書に「猫の教科書」(緑書房 高野賢治氏との共著)、「猫の手入れがわかる本」(誠文堂新光社)などがある。
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