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寝ている猫にかけてもいいの? 猫と毛布にまつわる4つの素朴な疑問

保温効果が高く、愛猫の防寒対策として活躍する毛布。しかし、いざ猫に使ってもらうと、これでいいのかな?という疑問も出てくるでしょう。そこで今回は獣医師の小林清佳先生に、猫と毛布にまつわる疑問についてお話を伺いました。

ウールサッキングをする場合、毛布を使わずにできる冬じたくは?

茶トラ猫のチョコちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「ウールサッキング」とは、猫が布製のものをかじったり食べたりしてしまうこと。そのまま飲み込んでしまうと胃や腸を傷つけたり、腸閉塞を起こすこともあります。やめさせることは難しいので、その場合は対象となる毛布は近くに置かないほうがよいですね。

防寒には、やけどや感電などの事故が起きにくいタイプの暖房機器を使うとよいでしょう。たとえばエアコンで部屋全体を適温に調整する、パネルヒーターやオイルヒーターを使うなどがおすすめです。
もし猫が電源コードをかじる癖がある場合は、暖房機器のコードにプロテクターをつけ、断線や感電の予防を。

猫が飼い主さんの毛布の中でずっと寝ている場合、そのままでも大丈夫?

サバトラ猫のきなこちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
そのままでも大丈夫です。飼い主さんのニオイや猫同士が重なり合って寝るのが好きなど、猫にとって寝心地がいいからそうしていると考えられます。
毛布はこたつと異なり、温度が上がりすぎることはなく、もし苦しい場合は猫が自力で外へ出るので、できるだけ猫の好きにさせてあげるといいでしょう。

猫の留守番時に電気毛布は大丈夫?

ラガマフィンのQuillちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ウールサッキングをしたり、コードをかじったりなどの癖がない猫であれば一見大丈夫そうですが、低温やけどの危険や、万一猫がオシッコをしてしまった場合は感電のおそれも。
たとえいちばん低温の設定であっても、つけっぱなしの使用、とくに飼い主さんの目の届かない状況での使用は避けたほうがいいでしょう。

寝ている猫に毛布をかけるとストレスになる?

サバトラ猫のハロちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は寒い場合、好みの方法で自分から暖をとりに行くため、基本的にあえて寝ているところに毛布をかけてあげる必要はありません。
しかし、かけてあげてもそのまま寝ているようなら、ストレスにはなっていないと考えられます。もしストレスになるようなら、猫は嫌がって逃げるでしょう。猫の好みにあわせてあげてください。
ふわふわモコモコの毛布に包まれ、幸せそうに眠る愛猫の姿は、見ているこちらまで幸せにしてくれますよね。もちろんいくつか注意すべきこともあるため、今回伺った内容も参考にしながら、愛猫の防寒対策に役立ててください。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2022年12月号『猫は寒さが苦手だから… 冬の暮らしにまつわる相談、専門家がずばり回答!』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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