猫と暮らす
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<PR>【獣医師監修】猫が喜ぶ部屋づくり。絶対外せない3つの条件とは?

そこで、猫が喜ぶ部屋づくりのポイントを獣医師に伺いました。猫ならではの習性を理解して、猫にとって心地よい環境づくりを目指してみましょう。
猫が喜ぶ部屋づくりその①「静かで高い場所・狭い場所」

猫はもともと静かな生活を好むといわれています。野生の環境下では、音を立てると獲物に逃げられてしまうことがあるからです。また、猫は耳がよい動物なので、ちょっとした音にも敏感に反応します。そのため、静かで人の生活音からも遠ざかることができる場所を好みます。
●見張れる高い場所
敵を見つけたり、敵から身を守ったりしやすいという理由で、高い場所で過ごすのも猫の習性です。野生の猫が木の上で過ごすように、室内飼いの猫も、本棚の上など周囲を見渡せる高いところを好む傾向にあります。
●穴蔵のような狭い場所
猫はもともと、狭くて周りが囲まれているような場所にいると安心して落ち着けるという習性があります。猫がベッドの下や段ボール箱の中、クローゼットの中などの狭いところを好むのは、そのためだといわれています。
猫が高い場所や狭い場所を好む理由がおわかりいただけたでしょうか? 部屋の中に高い場所があまりないという方は、キャットタワーを設置したり、棚の上に何も置かないスペースをつくってあげるのが手軽でおすすめです。猫が入るのにちょうどいい大きさの収納ボックスなどを置いてあげるのもよいでしょう。
また、好奇心旺盛な猫は、部屋の中から外の様子を眺めるのも好きです。高さのある場所をつくるときは窓の近くにしてあげると、外の景色を見たり日光浴をしたりできるので、猫にとって心地よい空間になるでしょう。
猫が喜ぶ部屋づくりその②「清潔で静かなトイレ・快適な温度」

猫の習性で特徴的なものといえば「排せつ」が挙げられます。猫は、場所さえ認識すれば用意したトイレで排せつができるようになります。犬などの他のペットに比べると、かなりスムーズに覚えられるといえるでしょう。これは、野生下の猫が敵に居場所を知られないよう砂の上で排せつをし、砂をかけてニオイを消すという本能からきているものと考えられています。
しかし、トイレがきれいではない場合や、設置場所が気に入らないと、トイレに入りたがらないことがあります。猫はきれい好きですので、排せつをした後はなるべくこまめに掃除をしてあげてください。また、猫は警戒心が強く、敵に注意しながら排せつをする生き物ですので、家の中の静かな場所にトイレを設置してあげましょう。
●快適な温度
飼い猫は、砂漠地帯に暮らしていたリビアヤマネコがルーツのため、暑さに強く、寒さに弱いと一般的にいわれることがありますが、必ずしもそうとは限りません。暑い・寒いといった室温の急激な変化は、猫にとってもストレスになります。そのため、室温を一定に保てるように管理してあげることがとても重要です。また、猫は暑ければ自分で涼しい場所を見つけて移動し、床などに直接体をつけて体温を下げようとしますので、そのように体温調整のできるスポットを部屋の中につくっておいてあげるとよいでしょう。
猫が喜ぶ部屋づくりその③「危険や事故から守る部屋」

●誤食を予防する
家庭内の事故でとても多いのが「誤食」です。獲物に似た見た目のものや、紐状のものが特に誤食しやすいと言われています。中でもおもちゃは、飼い主さんが目を離した隙に口に入れて飲み込んでしまう場合がよくあります。遊び終わったら出しっぱなしにせず、猫が開けられない引き出しなどに片付けましょう。ほかにも誤食すると命に関わるかもしれない紐やリボン、ビニール類もくれぐれも置きっぱなしにしないでください。
●閉じ込めを防止する
飼い主さんがトイレや収納の扉を開けたときに猫が中に入ってしまい、それに気づかないで閉じ込めてしまうことがあります。すぐに気がつけばよいですが、そのまま外出して何時間もそのままでいると、熱中症になったり、脱水症状を起こしたりする危険性があります。ドアを開け閉めする際は、猫を閉じ込めていないか、よく確認する習慣をつけましょう。
●脱走させない
人が出入りする際や、荷物を出し入れする一瞬の隙に、玄関ドアから猫が脱走してしまうことがあります。外に飛び出すのは猫にとって大変危険ですので、できれば猫が玄関ドアに近づかないように工夫しましょう。廊下に出さないようにする、柵を設置する、などが有効です。柵を設置する場合は、猫が飛び越えられない高さのものを使用してください。
家庭内の事故は目を離した一瞬の隙に起こります。油断せずに、日頃から対策を行い、注意を払うようにしましょう。
「猫が喜ぶ部屋づくり」を大和ハウス工業がお手伝いします

◎キャットウォークや猫階段
高い位置から見下ろすように眺めるのが好きな猫のために、キャットウォークや猫階段をご提案しています。構造上必要な柱を最初から生かして設計することで、安定性が高くインテリアに統一感を生み出すこともできます。

きれい好きな猫のために生まれた、自動洗浄トイレ。センサーが猫の動きを検知し、猫が退出した後に自動でトイレパンを流水洗浄してくれます。トイレ上部のシャンプーシンクは、ハンズフリーでシャンプーをしたり猫用品を洗ったりするのにも便利です。

ゴミ箱や食品庫など、猫が口にすると危険なものがある場所は扉で隠す収納にしたり、そもそもキッチンは猫が入ってこれないように間仕切りができるスクリーンをつけるといった方法もあります。いずれも安全なときはオープンにしておくことができ、フレキシブルに使用できます。

提供/大和ハウス工業
監修/白山聡子先生(獣医師)
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