猫と暮らす
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猫と安全に暮らすために。データから読み解く、ケガ&事故防止策!
今回は、そんな思わぬケガや事故を防ぐため、猫に多いケガの種類と原因、またその防止策を解説します。
もっとも多いのは外傷!
アニコム損保のペット保険である「どうぶつ健保」の、家庭どうぶつに関するさまざまなデータをまとめた『家庭どうぶつ白書2016(※)』のデータによると、猫のケガで最も多いのは外傷(挫傷・擦過傷含む)であり、その数はなんと猫のケガの7割近くを占める2,475件でした。
また、その理由としては、「違和感のあった部位を猫が自分で引っかいた」、「飼い主さんが過剰なブラッシングで傷つけた」、「猫同士でケンカした」などが考えられます。
交通事故や落下による骨折も
また、データによると、ケガをした猫のうち約1割が骨折であり、全部で394件あったなかで、94件が前肢、64件が後肢、4件が骨盤、232件がそれ以外の部位であることがわかりました。
猫が骨折する原因は、ほとんどが交通事故と高所からの落下だといわれています。骨折は、骨だけでなく内臓にもダメージを受けることがあり、最悪の場合、命を失うこともある重大なケガのひとつです。このようなリスクを軽減するためには、愛猫の室内飼いを徹底することが大切であるといえるでしょう。
猫のケガ・事故を防ぐためにできること
愛する猫と末永く幸せに暮らすためには、思わぬ事故やケガを未然に防ぐ工夫が必要です。「少しくらい大丈夫」と思わずに、改めて以下のような点について見直してみましょう。
玄関からの飛び出しを防ぐ!
交通事故やほかの猫とのケンカによりケガをする恐れがあるため、愛猫は絶対に脱走させてはいけません。玄関からの飛び出しを防ぐため、ドアの開閉時には猫を近付けないなどの工夫をしましょう。
ベランダからの落下事故を防ぐ!
落下事故の中では、ベランダから落下してしまうケースが非常に多くみられます。それを防ぐためには、猫がベランダに出たがっても決して出さないようにする必要があります。また、網戸にストッパーをつけるなど、猫が自分で開けられないよう対策をするのもよいでしょう。
文/松本マユ
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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