猫のためのベッドがあっても…猫が飼い主の枕を寝床にしたり、飼い主の布団に入りたがる健気な理由

猫によっては、飼い主さんと寝ることを好む猫もいるでしょう。なかには、なぜか飼い主さんの枕の上に乗るのが好きだったり、飼い主さんの布団に入りたがることも。そこで今回は、猫が飼い主さんと寝るときの行動について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、お話をうかがいました。

猫が飼い主さんと同じ枕を使うときの気持ちは？

――猫が飼い主さんと同じ枕を使って眠ることがありますが、このとき猫はどのような気持ちなのでしょうか？

岡本先生：
「信頼している人のニオイがして安心できるのでしょう。また、顔の近くで寝るのも好きなのではないでしょうか」

猫が飼い主さんの布団の中に入るときの気持ちは？

――猫が飼い主さんの布団の中に入って眠る場合は、どのような気持ちだと考えられますか？

岡本先生：
「何かに包まれてより安心したい、暖を取りたい、体にくっついて眠りたいという気持ちだと思います」

猫の寝る位置と猫の性格に関係はあるの？

――頭の近く、腕の中、足元など、猫によって好む位置が異なりますが、猫の性格や飼い主さんとの信頼関係などと関係があるのでしょうか？

岡本先生：
「そうですね、猫によって好みの場所があるのではないでしょうか。気温などにもよると思いますが、基本的に信頼関係がないと同じ布団で寝ないと思います。とくに上半身に体をくっつけて寝る場合は、飼い主さんへの強い信頼があると考えられます」