【調査】猫を飼い始めたとき戸惑った飼い主は約7割！　飼い主のリアルな声が参考になる

猫を飼い始めたばかりの頃、なんらかの問題に直面したりしたことで戸惑ったという飼い主さんは、どれほどいるのでしょうか。

【調査】猫の飼い始めの頃に、戸惑ったことはある？

ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の飼い始めに関するアンケートvol.01』

今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん243名に「猫の飼い始めの頃に、戸惑ったことはあるか」アンケート調査を行いました。すると、飼い主さんの約7割が該当する結果に。

【体験談】猫の飼い始めの頃、どのようなことに戸惑った？

飼い主さんたちは猫を迎えたばかりの頃に、どのようなことに戸惑いを感じたのでしょうか。寄せられた体験談を紹介します。

はじめての経験ですべてに戸惑い

「はじめての猫だったので、距離感、ごはんのことなど全てに戸惑いました」

「犬しか飼ったことがなかったので、全てが戸惑いでした。猫の飼い方の本を何冊も読みました」

「ほぼ無知の状態だったため、すべてが戸惑い。猫とともに成長していった感じ」

「家族全員、猫を飼ったことがなく飼育方法がまったくわからず、あーでもないこーでもないと苦戦。職場や友人の猫飼い先輩方に助けられ、教えていただき、ネットの力も借りながら日々勉強。今でも知識を増やし続けています」

なかなかごはんを食べてくれなかった

「丸一日ごはんを食べなかった。2日目に、フードを私の掌に乗せたら食べてくれて涙。スキンシップが大事だ！と思いきや、少し触っただけでイカ耳です」

「ごはんを食べてくれないため、動物病院を受診し相談した」

「なかなかエサも水も摂ってもらえない状況が2、3日続き戸惑いました。何も知識がなかったので、指でソッとエサを口にいれたら、その後から普通に食べてくれるようになり安心しました」

「飲まず食わずでトイレの砂の上にずっといたので、このままの関係で何カ月も過ぎるのでは…と心配した。あまり構わず、愛猫のペースで慣れてくれるのを待った」

ごはん、トイレ、お手入れの面での不安

「トイレを使ってくれなくて困った。砂を変えたら使い始めたのでホッとした」

「その後はわかってくれたのですが、最初の頃はトイレの位置をわかってくれませんでした。それが戸惑いました」

「爪がなかなか切れない」

「餌をどのぐらいあげたらよいのか、またどのぐらいの間隔であげたらよいのか分からず戸惑った」

「初めてのニャンコだったので、食事の量や回数、トイレがあってるかどうか、どこまで自由に行動させていいのか、一つ一つ不安でした。特に誤飲やニャンコにとって危険なものなどが置いてないかなど、すごく気をつかいました。正直もっと気楽なものだと思ってたので、赤ちゃんをお迎えするような感じで結構戸惑いは大きかったです。今はニャンコのためなら呼吸するくらい当たり前のことなんですが（笑）」

イタズラが大変だった

「障子やカーテンによじ登ったり、どこででも爪をたてるから家の中を荒らされた」

「高い所に物を置いても登って触ってしまう。パンなど食品は戸棚の中にしまうようにした」

「まだ1カ月半のときに保護したけれど、思った以上に目が離せない！！こんなになんでも食べると思わなかった」

「『だめ！』と注意したイタズラを執拗に何度も繰り返すので、まぁ気の強いコだなと困っていました。けれど、猫にとっては知らない家に連れて来られて、いきなり知らない人の言うことなんて聞けなくて当然だと思い直し、まずは信頼関係を築けるように気をつけました」

お留守番ができるのか不安だった

「子猫でもお留守番ができるか不安でした。でも、とってもお利口にお留守番ができたので、帰ったら真っ先にごはんをあげるようにしました」

「子猫だったので、外出時、留守番できるか心配だった。なるべく、誰かが在宅していた」

思ったよりも甘えん坊、さみしがりやだった

「あまりに甘えん坊で、人の後をずっと追いかける。トイレや家事や勉強や休憩、何をしていても構えと訴えかけてくる。まるで小さな子どものような大変さがあり、半年〜1年程度は定期的に疲れ果てていました」

「思ったよりも構って欲しがりなコだったので、構って！遊んで！の要求鳴きがすごかった。できる限り相手をするようにしているけれど、15分程度では満足してくれず、30分～1時間程度お相手させれられます」

「そばを離れると不安そうに鳴くコだったので、常にそばで過ごすようにしていたけど、こちらが寝る時に潰してしまわないか気になって熟睡できなかった」

「一般的な猫のイメージから付かず離れずの大人な関係を想像して飼い始めたのですが、すごく甘えん坊でびっくりしました。前の飼い主さんの事情で飼えなくなったと突然手放されてしまったそうで、今も不安になってしまうのかもしれません。最初は戸惑いもありましたが、猫の気持ちを考えて、不要な外出は控え、穏やかに接するようにしています。一年程になりますが、少しずつお留守番もできるようになってきました。たとえお留守番ができようができまいが、我が猫を愛しく思う気持ちに変わりはありません」

体調が大丈夫か心配だった

「目やにがすごくなってしまって、どうしていいか分からなくなった」

「うんちが下痢ばかりだったり、少しはげてきたりしてた。とりあえず動物病院に行って異常ないと言われたので、そのままにしてたら、家に慣れてきたからか健康になった」

「初めて毛玉を吐いた時。吐き出すまでの嗚咽のボリュームが大きくて心配したが、毛玉を吐いたらケロっとしていたので安心した」

「ちょっと体調が心配だなぁーって思った時に、この程度で病院に連れて行っていいものか戸惑った」

猫の生態に驚いた

「すべてが無知でしたのでいろんな本を読んだ。とくにびっくりしたのが、ジャンプ力がすごいこと。そんなとこ登る？！あとは狭いスキマからスッと入るのに困った。誤飲がこわくて整理整頓を心がけるようになったので、部屋が綺麗になったのは嬉しい誤算でした（笑）」

「夜の運動会は、戸惑いました。落ち着くのを待ちます」

「初めてゴロゴロを聞いた時、何も知らなかった私は風邪をひかせてしまったかと心配しました」

「喉をゴロゴロ鳴らし、最初は『怒っているのかな…』と思いました。ネットでいろいろ調べて喜んでいることを知りました」

「そんな狭いところにも入るのかと、戸惑いました。家具を一旦どけて、隅々まで埃をとりました。入ってほしくないところは塞ぎました」

「予想以上に猫が活動的で、いろいろな場所に登ったり潜ったりしたので、安全のために家具の配置を変えたり、危険な場所を塞ぐためにDIYしたりと、しばらくは家中大改造で大変でした。サボりがちだったところも猫が入っても大丈夫なように掃除するようになったので、家の中が綺麗になった気がします」

保護猫を迎えて慣れるまでに時間がかかる

「まだあまり人に慣れていないおとなの保護猫で、うちに来るなり家具の後ろに籠城。人のいない夜は、トイレやごはんを食べに出てきていたのですが……そのまま約2カ月、家庭内野良猫状態でした。時間を掛けて、猫のペースでゆっくり慣れてもらい、2年後にはベタベタの甘えん坊になりました」

「保護猫の成猫を飼い始めて1カ月になりますが、なかなか慣れてくれません。普段はケージのドアを開放してますが、ケージから出てくるのは餌を食べるときです。周りを気にしながら、ちょっとずつ食べてはケージに戻るため、餌を片付けていいのかわからない。餌を食べるときは、なるべく静かにして見守っています」

「保護して落ち着くまでケージでと聞いたが、保護した日から鳴き叫び、ケージを無理やり出たがり、出したら私にのぼり、くっついたら離れずウトウト。そこから安心できるまでしばらくの間、私はリビングで寝起きしてました」

猫の飼い始めで戸惑ったことは、ほかにも

「夜鳴きが激しく近所迷惑になってないか心配でした」

「性格と行動が犬のようだった。割り切って性格に合わせて生活した」

「鳴いて訴えてることがわからなかった。1つずつ、これ？これ？って探っていきました」

「金銭的な面で難しいと思ったが、あまりに可愛いので仕事や節約して頑張ることができた」

「思った以上に触れない、抱っこできない。でも元気でいてくれたらそれでいいと思い、必要なとき以外は猫のペースに合わせることにしました」

飼い主さんたちからさまざまな体験談が寄せられましたが、現在猫を飼っている飼い主さんは共感できるものもあったのではないでしょうか。

猫を飼ったことがない人は、「こんなこともあるのか」と驚いた話もあったかもしれません。これから猫を迎えたいと思っている人は、飼い主さんたちのリアルな声を参考にしてみてくださいね。

ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の飼い始めに関するアンケートvol.01』
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文／柴田おまめ