一緒に寝る飼い主さんは3割超!?　愛猫はどこで寝る？　獣医師が理由を解説｜飼い主調査

愛猫はいつもどこで寝ていますか？　ほかの飼い主さんが愛猫とどうやって寝ているのか、少し気になりますよね。

そこで今回は、ねこのきもちアプリで実施した、愛猫が寝る場所に関するアンケート結果をご紹介。ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生には、猫が寝る場所を決める基準などについて解説していただきました。

愛猫はどこで寝ている？

愛猫はどこで寝る？ — ※2025年2月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査（回答者数　435人）

今回のアンケートでは、「ベッドや布団で飼い主さんと一緒にくっついて寝る」（34％）がもっとも多いという結果に。この回答を選んだ飼い主さんに、愛猫と寝るときのエピソードについて伺うと、次のようなコメントが寄せられました。

愛猫と一緒に寝る飼い主さんのエピソード

「猫あるあるだと思いますが、だんだん猫がお布団の真ん中に寄ってきて、一緒に寝ている人は端っこに寄ってしまいます。ただ、うちのコは先に起きても、人を起こすことはほとんどありません。近くでリラックスしています」

「飼い主の左側脇腹あたりでしばらくフミフミしてから丸くなって寝ます」

「2匹いますが、1匹は真横で朝まで添い寝。もう1匹はおなかの上にのってきますが、いつの間にかいなくなって、自分の猫ベッドで寝ているようです」

「いつも私の足元あたりで寝ていますが、たまに離れて寝ることがあると、私が悪いことでもしたかなと悩み始めます（笑）」

「子猫のときは飼い主の布団の上（足の間）で寝ていましたが、2才くらいから飼い主の腕枕で寝るようになりました」

「寝る時間になって、部屋の電気を消して布団の中に入って寝ようとすると、愛猫が足の間に来てそこですやすや寝入っています。毎回だからかわいすぎます」など

こんなエピソードも

ほかの回答を選んだ飼い主さんからは、こんなエピソードも寄せられました。

季節や日によって寝る場所は違う

「夏は涼しい玄関付近で、真冬は布団の中に入ってくる。それ以外は、猫のお気に入りの場所にそれぞれベッドを置いているので、日によって好きなところで寝ています」

「夏は暑くてなかなか来ないんですが、冬になると寒いせいか、夫婦どちらかの布団に入ってきます」

「誰にも邪魔されたくないときは、キャットタワーで爆睡。なでられたいときは、私の足元でうたた寝。のびのびと寝たいときは、自分のベッドでぐっすり寝ます」など

飼い主さんと同じ場所だが離れて寝る

「暑がりで一緒の布団にもぐることは少ないが、飼い主を見ながらじゃないと寝ない。私が起きているときは近くで寝て、私が寝るときはベッドの真横の猫ベッドに移動」

「自分の寝る場所を占領されてしまい……猫のことを考えて自分が違う場所に移動しました」

「同じ部屋で寝るのですが、私のベッドの上ではなく、寝ている私の枕のすぐそばの棚の上で寝ています。私が目を開けると、目と目が合う感じです」など

ケージやクレートなど猫専用のスペースで眠る

「犬と猫を飼っています。お互い専用のベッドで寝ていますが、ときどき交換して寝ている姿がかわいいです」

「ウールサッキングをしてしまうのでケージです。もう1匹は食べないので大丈夫なんですが、同じようにケージに入りたがったので、夜は一緒にケージで寝ています」

「一緒に寝ていたら、朝早くから起こされることがあるので、猫のお部屋の猫ベッドで寝てもらっています」など

【獣医師解説】猫が寝る場所を選ぶ基準とは？

ここからは、猫が寝る場所を選ぶ基準などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきます。

――猫はどのような基準で寝る場所を選んでいるのでしょうか。

岡本先生：
「高い場所や囲われた場所などの安心できる場所や、ふかふかしていて寝心地のよい場所、また、信頼している相手が近くにいる場所や、信頼している相手や自分のニオイがついている場所を選ぶ傾向があります」

――アンケートでは、飼い主さんと一緒に寝る猫がもっとも多い結果になりました。飼い主さんと一緒に寝る猫の心理について教えてください。

岡本先生：
「信頼できる相手にくっつくことで、安心・リラックスできるのでしょう。また暖かいからという理由も考えられます。ちなみに、猫が飼い主さんと同じ場所で離れて寝る場合は、飼い主さんのことを観察していたい、同じ空間に信頼できる相手（飼い主さん）がいることで安心できるといった理由が考えられます。

一方、飼い主さんとは全く違う場所で寝る場合は、その場所がお気に入りなのでしょう。また、単にそういう気分だったから、1匹でいる時間も好きだからといった理由も考えられます」

――最後に、猫と一緒に寝るときの注意点があれば教えてください。

岡本先生：
「ノミ・マダニの予防をしっかり行うようにしてください。また、子猫や療養中の猫、シニア猫は就寝中に押しつぶしてしまうリスクがあるので、一緒に寝ないようにしましょう」

みなさんの愛猫はどこでどうやって寝ていますか？

（監修：ねこのきもち獣医師相談室　獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／長谷部サチ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年3月時点の情報です。