【調査】ごまかしているように見える!?　猫が「失敗した後」に見せる行動の数々

猫は何か失敗をしたときに、隠したりごまかしたりするものなのでしょうか？

愛猫は失敗を隠そうとしたり、ごまかしたりする？

ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の行動に関するアンケートvol.03』　214件の回答

今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん214名に「愛猫が失敗したことを隠そうとしたり、失敗した後に何気ない雰囲気でごまかそうとすることがあるか」をアンケート調査しました。すると、飼い主さんの約6割が該当する結果に！

では、猫はどのような失敗をして、どのようにごまかしたりすることがあるのでしょうか？　飼い主さんたちから寄せられた体験談を紹介します。

毛づくろいをする

「カウンターから落ちそうになった時、必死に毛づくろいしてた」

「飛び乗ろうとして失敗し、毛繕いをする」

「猫じゃらしに飛びつこうとして失敗すると、何気ない様子で毛繕いをしてごまかします」

「いたずらや、遊びの最中に壁に激突したりした時、とっさに毛繕いして何でもないですよ空気を出す。いたずらしようとする前に気付かれた時は、『バレなかったぜ』と言わんばかりに、しっぽをピンとフリフリしながらいなくなる」

爪をとぐ

「猫じゃらしなどキャッチし損ねた時、近くにあるものや私の足で爪研ぎをし始める」

「遊びで興奮してキャットタワーに駆け登ろうとして、足を踏み外して落ちた。何もなかったかのような顔で可愛い声で鳴きながら駆け寄ってきて、スリッパで爪を研いでいた」

「猫タワーに登ろうとして失敗した時に、ごまかすように、タワーの下の爪研ぎでバリバリしますね(笑)目が合うと、知らん顔でタワーから離れて、オモチャを前足でちょいちょいとやってます」

素知らぬ顔を見せる

「ジャンプ失敗時、何食わぬ顔でその場を去ります」

「悪さをしたあと、いかにも自分ではない、と言う感じでいます」

「台に飛び移ろうとして失敗して落ちた時に、慌てながらも普通に歩いて行こうとした」

「おトイレにまつわる粗相をしてしまった後は恥ずかしいのか気まずいのか何なのかソファの下に隠れて、5分くらいすると何もなかったような素知らぬ顔で出てきます」

「飛び乗ろうとしたら落ちてしまったけれど、ちょうどそこにあったオモチャで急にじゃれ始めて走り回った時」

「高い場所にジャンプしようとして失敗し落下。『別に登ろうとしてませんよ〜』と言うような顔で、何事もなかったかのように別部屋に行った‥」

ごまかす姿が可愛い猫の姿はまだまだほかにも！

「大急ぎでその場から走り去り、呼んでも目を合わせません」

「ジャンプして飛び移ろうとして失敗して、顎を打って絶対痛いはずなのに、何事も無かったように歩いていって、おもちゃに八つ当たりしていた(笑)」

「高いことから落っこちてビックリした顔をしていたが、動揺を必死に隠そうとしていた」

「高いところから踏み外しそうになったので、助けてあげたのに、手をちょいちょいして、『手出さなくていいわ』みたいにしてきたけど、そこがかわいい」

「トイレ以外で粗相をした時、イカ耳で体勢を低くして歩いてました！」

「走り回って物を倒した時、『倒れちゃったどうしよう』という顔で、倒したものの回りをうろうろしてます」

失敗したときに気を紛らわせるのは、猫の「転位行動」

何か失敗をしたときに毛づくろいをしたり、爪とぎをしたりするのは、気を紛らわせようとする「転位行動」だといわれています。猫の心の中で、葛藤しているときに見せるしぐさです。

これは猫が比較的軽いストレスを感じたときに、気持ちをしずめるために本来の原因とは関係のない行動をすることで、心のバランスをとる行動です。

猫は失敗をしたときに「失敗しちゃったな」と認識はするそうですが、恥ずかしいという気持ちまでは持たないのではないかと考えられています。

愛猫に転位行動が見られたときは、そっと見守ってあげましょう。

ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の行動に関するアンケートvol.03』　
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文／柴田おまめ