うちの猫って重い？軽い？　猫の体重のはかり方や体形チェックのポイントを解説

愛猫の体重、ちゃんと把握していますか？猫の健康維持のためには、こまめな体重、体形チェックが欠かせません。
そこで今回は『ねこのきもち』で実施されたアンケート（※）から「愛猫の体重は何kgですか？」という質問の結果をご紹介。正しい体重のはかり方と体形のチェック方法を、獣医師の小林清佳先生に伺いました。

※2019年、ねこのきもちアプリにて2088人と、ねこのきもちモニター187人にアンケート調査。自身や愛猫について（複数飼いの場合はいちばん若い猫について）近いものを選択して回答してもらいました。

愛猫の体重は何kgですか？

猫の体重は大型猫種を除くと、オスでは4～5kg、メスでは3～4kgが平均的です。愛猫の体重をお聞きしたアンケートでは、3.0～5.0kgが54％、5.0～6.0kgが19％、～3.0kgが18％、6.0kg以上が9％という結果になりました。

猫の太りすぎは、糖尿病など病気の原因になるほか、死に至る危険な病である肝リピドーシス発症のリスクになることもあります。逆に、痩せていくのも病気のサインかもしれないので、愛猫の体調管理や肥満度を把握するためにも、2週間に1回を目安に愛猫の体重をはかる習慣をつけるといいでしょう。

猫の正しい体重のはかり方

猫の体重をはかるときは、まず飼い主さんが愛猫を抱っこして、人用の体重計に乗ります。出た値から飼い主さんの体重を引けば、簡単に愛猫の体重を知ることができますよ。
100g単位まで細かい数値が表示されるデジタル式の体重計を使えば、愛猫の体重をより正確にはかれるのでおすすめです。

愛猫の体形チェックのポイント4つ

猫の体格には個体差があるので、ベストな体重は猫によって異なります。目視と触感で体形をチェックして、以下でご紹介する4つのポイントが「標準体形」に当てはまれば、そのときの体重がベストだと考えていいでしょう。

背骨を感じられる？

猫の背骨の位置を首から腰まで親指でやさしく押しながらすべらせ、背骨の存在を感じられたら標準体形です。

ウエストにくびれはある？

猫の体を真上から見て、後ろ足よりやや前にくびれたウエストがあれば標準体形です。

おなかの脂肪はない？

猫が立った状態でおなかをつまみ、厚い脂肪をつまめなければ標準体形です。

肋骨を感じられる？

猫の前半身を、両手のひらで挟むように軽く触れたとき、肋骨を感じることができれば標準体形です。

猫の肥満は、思いのほか怖いもの。愛猫の健康を守るためにも、こまめに体重をチェックして、愛猫が太ってしまわないように気を付けましょう。

お話を伺った先生／小林清佳先生（獣医師モノカどうぶつ病院院長）
参考／「ねこのきもち」2020年1月号『2275人の飼い主さんにアンケート調査を実施！猫と飼い主さんの実態が明らかにニャオニャオ 2020ニャ論調査』
文／東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

CATEGORY 猫と暮らす

2023/12/06 UP DATE