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猫の腸炎、予防のためにできることは?毎日の生活で気をつけたいこと

猫が下痢をしたとき、多くは腸内の粘膜で炎症が起きています。ちょっとした体調不良や、フードが合わなかっただけで起こることもあれば、腫瘍や炎症性腸疾患など、深刻な病気が隠れていることもあります。今回は、猫の腸炎を予防するためにできる5つのポイントを、獣医師の小林清佳先生に教えていただきました。

(1)フードを適切に管理する

フードを食べるくりくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
開封後のフードは高温多湿を避けて、密閉保存して早めに使い切りましょう。またウェットフードは傷みやすいので、食べ残しは早めに片付けて。フードを変更する場合は、1〜2週間ほどかけて少しずつ切り替えましょう。

(2)猫を外に出さない

ニャルソック中のスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫を外に出すと、ほかの猫の便から感染症にかかるリスクが高まるほか、異物、有毒植物、傷んだ食べ物、毒物などを口にする危険も。ふだんから完全室内飼いを徹底することはもちろん、脱走防止対策も万全にしておきましょう。

(3)こまめにブラッシングをする

ブラッシング中のエキゾチックショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は毛づくろいの際、たくさんの毛を飲み込みます。とくに換毛期は毛が塊のようになって(毛球)、消化管への負担が大きくなることも。こまめなブラッシングで抜け毛を取り除くことが、消化管トラブルの予防につながります。

(4)誤食させない環境づくりを

レンジフードの上から見張る勘太くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
日頃から、じゃらしおもちゃなどで遊んだあとは引き出しなどに片付ける、ヒモやビニール袋、小さなパーツは猫の届かない場所にしまうなど、誤食させない環境づくりを。また、観葉植物には中毒を起こすものもあるので、飾る場合は猫が近づけない場所に置くか、フェイクグリーンを選ぶなど、安全面を優先するようにしましょう。

(5)定期的な健康診断

布団から顔を出すこはくちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ほかの臓器の病気や腫瘍も、早期発見・早期治療によって重症化を防げる場合も。日頃から便の回数や状態、食欲、体重などをチェックする習慣をつけて。症状が見られなくても、定期的に健康診断を受けましょう。

猫の腸炎Q&A

ひなたぼっこをするスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

Q. 乳酸菌入りフードは役立つ?

A. 腸のバリア機能を高め、予防の助けになります。

乳酸菌は、善玉菌の一種。摂取した乳酸菌がそのまま腸内に定着するわけではありませんが、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制することで腸内環境を整える働きがあります。その結果、腸のバリア機能を維持し、外界からの病原体の侵入を防いで身体の健康維持に役立つと考えられています。摂取した乳酸菌は排泄とともに体外に出てしまうため、毎日継続的に摂取すると効果的です。

Q. 室内飼いでも腸炎にかかる可能性はある?

A. はい、可能性はあります。

迎える以前に、親猫からウイルス感染を受けていること(ウイルスキャリア)もあります。傷んだフードに繁殖した細菌に感染する可能性があるほか、寄生虫の中には猫の体内に潜んでいて、免疫力が落ちたときに再び症状を引き起こすものも。さらに猫をベランダに出した際などにノミが寄生し、ノミが媒介する瓜実条虫に感染して腸炎を起こすリスクもあります。
飼い主さんの日頃の心がけによって、愛猫の腸炎のリスクを減らすことができます。愛猫が健やかに過ごせるよう、いつも気にかけてあげてくださいね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2026年9月号『「ただの下痢?」と見逃さないために 知っておきたい猫の腸炎』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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