猫が好き
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キッチンの窓の外にポツンといたのは、猫風邪がひどい小さな子猫 「不思議なご縁を感じた」と保護した日から3年後の姿は

この日の夜、いつもはもう寝ている時間なのに珍しく起きていたという飼い主さん。慌てて寝る準備を始め、戸締りをするためにキッチンに向かったところ、先住猫のコウちゃん(取材時5才)がキッチンの窓にくっついて「何か」を見ていることに気づきます。
不思議に思って窓の外を見てみると、そこには小さな子猫がポツンと座っていたのだとか。それが、きいちゃんだったそうです。

明るいところできいちゃんを見てみると、目ヤニで目が開いてない状態だったといい、「ひどいお顔でびっくりしました」と飼い主さんは話します。

「じつは、2週間ほど前からうちの地域をウロウロしていた母猫と子猫3匹がいて、猫の保護活動をしている人に保護依頼をしていたんです。何度か母猫のあとをついて歩くきいちゃんの姿を目にしていたので、保護したときは『あの猫ちゃんだ!』とすぐにわかりました。
私たち夫婦は、子猫たちが保護されたら『うちのコ』としてお迎えするかどうかを話し合っていましたが、猫たちは場所を転々としていてなかなか保護ができずにいたようです。
そんなときにきいちゃんだけが私たちの家に現れたので、とても不思議でした。あの日、たまたま夜ふかしをしていて、キッチンの窓を開けっぱなしにしてたから、きいちゃんに気づけました。すぐに保護することができたので、きいちゃんとは何かご縁があったのかなと思います」
きいちゃんは甘えん坊なコに成長!

その間、飼い主さんがきいちゃんにつきっきりでお世話をしていたためか、飼い主さんにべったりな甘えん坊なコに成長したそう。しかし、ビビりなところもあるため、甘えるのは飼い主さん限定だといいます。

「きいちゃんとコウちゃんを対面させた当時、きいちゃんは隔離生活から解放された反動なのか、コウちゃんに飛びかかってはコウちゃんのしっぽで遊んで走り回り、4時間ぐらいノンストップで遊び続けるほどのヤンチャっぷりを発揮していました。
きいちゃんはコウちゃんに甘えたくて近寄っていき、コウちゃんが嫌がってもしつこくつきまとっていたので、コウちゃんはかなり迷惑そうでした」

「でも、きいちゃんは3才半(取材時)になり、しつこさがなくなってよく寝るようになり、少し落ち着いてきました。それによって2匹の関係も落ち着いてきたように思います」
2匹の愛猫のおかげで、癒しと笑顔があふれる日々に
癒しと笑顔があふれているという2匹との生活について、飼い主さんはこんなふうに話しています。
「2匹はあまり仲が良くないので、いつも一定の距離を保っています。そんな2匹がソファで並んで寝ていたり、“鼻ツン”したり、お互いを意識してちょっと距離が縮まる瞬間を見て、旦那と喜んでいます。
2匹ともしぐさややることがほんとに可愛くて、毎日『可愛い〜』と何度も口にしています。コウちゃんときいちゃんには毎日癒しと笑顔をいっぱいもらっているので、そんな2匹のために、これからもずっとコウちゃんきいちゃんファーストの生活を送っていきたいです」
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