猫が好き
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瀕死の状態だった子猫→元気いっぱいに「猫は液体」を証明するコに成長! 3才の今、家族にとってかけがえのない存在に

当時、狭いところが大好きだったというモチさんは、ティッシュ箱の中に自ら入っていたのだとか! パツパツにおさまっていますが、モチさん的にはこのフィット具合が最高なのでしょうか。
ちなみに、モチさんはこの状態から自分で脱出できるそうで、“ニュルン”と出てくるのだとか。まさに「猫は液体」ですね!
モチさんは生後2カ月ごろから、ティッシュ箱の中に入るように

「当時7歳だった娘が『モチの秘密基地作るー♪』と、段ボールとティッシュ箱で遊び場を作ったことがきっかけです」

また、食器棚の隙間に入ることも好きだったといい、飼い主さんに怒られるとわかっていても、毎回入っては顔だけ出していたそうです。
生後3日目のときに出会ったモチさんは、瀕死の状態だった

モチさんとの出会いのエピソードを、飼い主さんはこのように話します。
「あるお宅で、マンチカンの子猫が4匹産まれたのですが、1匹だけ体が弱すぎてお乳も飲めないコがいたんです。瀕死の状態で『もう無理だろう』と思われていたそうですが、なんとか助けたいと思って。
妻が動物関係のお仕事をしているため、粉ミルクと授乳用の注射器をもって、生後3日の子猫を迎えに行ったんです。そのコがモチでした。
まだ1月の寒い日で、お湯を入れたペットボトルでモチの体を温めながら、2時間おきに夫婦交代でミルクをあげました。それでも2週間くらいはなかなか体重が増えず、毎日生きているのが奇跡のような日々でした」

すっかり飼い主さん家族の一員となったモチさんを、そのまま迎え入れることになったのでした。
モチさんは3才に! どんなコに成長した?

とても優しくて好奇心旺盛なコに育ったといい、家の中のいろいろなところに登ってしまうほど、毎日元気いっぱいな姿を見せているそうです。

「ママは『甘える人、抱っこやナデナデを要求する人』、パパは『遊んでもらう人だけれど、抱っこは絶対嫌!』、娘のことはまだ子どもだとしっかり認識していて、『急に抱っこされても“無”を貫き、絶対に怒らない』という感じです(笑)」
飼い主さん家族にとって、「モチは宝物で愛しい末っ子」

かけがえのない存在となったモチさんへ、飼い主さんはこんな思いを語っていました。
「普段のモチは人と一緒にベッドで寝るタイプの猫ちゃんではありませんが、私や娘が体調を崩して寝ていると、そっとやってきて一緒に寝てくれるんです。
私が娘を叱っている声が聞こえると、違う部屋からでも急いでやってきて、『ママ、落ち着いて。怒らないで!』と言うかのようにスリスリし、その後は娘にも慰めるようにスリスリしてくれます。モチなりに、いつもと違う、元気がない、などといったことを感じ取っているのだと思います。
私たち家族にとって、モチは宝物で愛しい末っ子です。去年の6月におばあちゃん猫が家族の仲間入りをしました。モチはおそらく自分を猫と思っていないのでなかなか距離が縮まりませんが、2匹の今後も気長に見守っていきたいと思います」
@munchkin_mochi3さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年3月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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