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よい便の後に軟便が見られます。何かの病気の可能性はありますか。大腸は水分を体内に吸収する働きをします。食物が大腸に留まっている時間が長いほど、水分が吸収され、硬い便になります。便の始まりは水分が十分に吸収されて硬くなり、終わりのほうの便は、水分の吸収が不十分で軟らかいまま出てくることがあります。便の硬さが下痢に近い場合は、水分が十分に吸収されていない便も出てきてしまうほど腸の動きが亢進していることになります。今後、下痢になる可能性がありますので注意してあげてください。また、食事内容が合わないとき、食事量
20分おきに2〜3回、白い泡を吐きました。動物病院へ行ったほうがいいでしょうか。白い泡は胃液だと思われます。朝起きたときや食事の前などは、胃が空っぽで胃液が逆流してくることがあります。このように空腹が原因で吐いて食欲もあるようでしたら、食事を少量ずつ小分けにして与えて様子を見てもよいかと思います。しかし、食欲がない、繰り返し吐く、食べたものを吐くといった症状が見られる場合は、消化器疾患や異物の誤食など他の原因が考えられますので、動物病院で診察を受けてください。ミックス|♀|0歳10カ月監修/ねこのきもち
愛猫が腹式呼吸をしています。どうしたらいいでしょうか。正常な猫ちゃんの呼吸は胸腹式呼吸です。胸とお腹が同じくらいの大きさで膨らみます。腹式呼吸は呼吸が苦しいときにみられる症状です。お腹だけで呼吸をし、さらに苦しくなると口を開けて呼吸するようになります。呼吸が苦しくなる原因は肺炎などの呼吸器疾患の他、貧血や腹水、腹部臓器による胸部の圧迫など色々考えられます。放っておくと命が危険になることもありますので、すぐに動物病院で診察を受けてください。ミックス|♀|8歳10カ月監修/ねこのきもち相談室 担当獣医師
人間が猫エイズ(FIV陽性)の猫と接触するときに注意することはありますか。猫エイズは、猫免疫不全ウイルスの感染によって引き起こされる免疫機能の低下を特徴とし、色々な症状を出す病気です。猫免疫不全ウイルスは猫にだけ感染するウイルスですので、人にうつることはありません。また、猫同士も体の接触や、排泄物、唾液に触れるだけでは感染しません。感染経路は血液です。すでに猫エイズに感染している猫とのケンカによってできた傷などからうつります。また、猫免疫不全ウイルスは猫の体外では非常に弱く、室温でも数分から数時間で感染
愛猫が滴下式のノミダニ予防薬を舐めてしまいました。大丈夫でしょうか。皮膚に塗布するノミダニ予防薬は、昆虫にだけ効くように作られているものです。ですから、多少猫が舐めても中毒になるようなことはありません。しかし、乾く前に舐めてしまうと薬の効果が期待できなくなってしまいますので、できるだけ舐めさせないように注意してください。ミックス|♂|1歳10カ月監修/ねこのきもち相談室 担当獣医師