猫が好き
UP DATE
猫の健康診断に毎年行っている飼い主が明かす「困りごと」とは? 獣医師が悩み別にアドバイス
愛猫の健康のために、毎年健康診断に行っている飼い主さんはどれほどいるのでしょうか?
愛猫の健康診断に毎年行っている?
今回ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん335名に「愛猫の健康診断に毎年行っているか」アンケート調査を行ないました。すると、飼い主さんの約7割が該当する結果に。
愛猫の健康診断で「困りごと」はある?
また、「愛猫の健康診断に毎年行っている」と回答した飼い主さんには、その際に何か「困りごとがあるかどうか」聞いてみることに。すると、飼い主さんの4割が該当しました。
実際にどのような困りごとがあるのか、飼い主さんの体験談を紹介します。
実際にどのような困りごとがあるのか、飼い主さんの体験談を紹介します。
動物病院に行くまでが大変
- 「キャリーバッグになかなか入ってくれない」
- 「病院に連れて行かれるのがわかるようで、捕まらないようにと高い所に登ったり、かくれんぼして出てこないことがある」
- 「どうしてかわからないけど、健診に行こうと思ってるときは、キャリーバッグに入れられないように、食器棚の上に上がってます。なんでわかるのかなー?」
- 「病院に向かう車の中でずっと地獄みたいな声で鳴き続けます。もう人間の精神が崩壊しそうです(><)」
- 「ケージに入れて車に乗せると怖がってずっと鳴き続けるので、心を鬼にしながら病院に連れて行きます。診察後、恐怖のあまり帰りの車で粗相されたこともあります」
- 「猫2匹連れて自転車でどうやって行くか。人間2人なら、1人1匹のケースを持てばいいが、人間1人の場合が難しい」
動物病院が嫌い
- 「猫が病院で大騒ぎする」
- 「病院が大嫌いで毎回先生の顔を見ただけで『シャーシャー』言うので、大変申し訳なく思います。とても優しい先生なのに……」
- 「ビビり猫の為、まず家からの出発でひと暴れ。車中でカタカタと震えだし、診察台ではキャリーから出すのもやっとで、常に威嚇のシャーシャー…。先生達を傷つけないかいつもヒヤヒヤ。しかし、診察が終わると自らキャリーにin。あっけなく帰れます」
- 「獣医さんで待ち時間が長いと、猫のご機嫌が斜めになり、ケージから出た途端に、診察室の中を飛んで逃げ回り、診察ができなくなった時があった」
尿や便の採取が大変
- 「採尿が苦手です。おしっこの検査もしたいのですが、フード付きのトイレで下にカップを入れることも難しく、採尿することができていません」
- 「2匹の採尿が大変。システムトイレの準備と、どのトイレでどちらが排尿するか確認が必要」
- 「紙の砂なのでおしっこが取れない」
- 「尿検査ができないこと。尿を取るためにシステムトイレを追加しましたが使ってくれません」
- 「検便や検尿の用意。多頭飼いなので、気をつけてトイレを見てないと誰のものか特定しにくい」
【獣医師解説】猫の健康診断の際の困りごと 悩み別に獣医師がアドバイス!
アンケート調査の結果、愛猫の健康診断の際の困りごととしてさまざまな声が寄せられました。そうした飼い主さんの悩みに対してできる工夫について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
動物病院に行くまでが大変、動物病院が嫌いな場合の対策
まずは、普段からキャリーを生活の一部にして、愛猫に慣れさせておくことが大切です。たとえば、キャリーのなかに寝床を作ってくつろげる場所のひとつにしたり、キャリーに入っているタイミングで愛猫におやつをあげたりして、キャリーに入ることに慣れさせましょう。
動物病院までの移動中に愛猫が過剰に興奮してしまう場合は、気持ちを落ち着かせるサプリメントやフェロモン製品の使用を検討してみてはいかがでしょうか。ストレスによる負担が愛猫にあまりにもかかる場合は、鎮静剤の内服薬を使用することもありますので、かかりつけの病院で相談してください。
動物病院までの移動中に愛猫が過剰に興奮してしまう場合は、気持ちを落ち着かせるサプリメントやフェロモン製品の使用を検討してみてはいかがでしょうか。ストレスによる負担が愛猫にあまりにもかかる場合は、鎮静剤の内服薬を使用することもありますので、かかりつけの病院で相談してください。
尿や便の採取が大変な場合の対策
尿や便の採取が大変だという飼い主さんは多いです。まず多頭飼いの場合は、検査したいコの尿と便がわかるように猫を前日から隔離して、採取するとよいでしょう。
採尿方法は、トイレ砂を全部取り出したり、トイレの上にラップをしたり、ペットシーツを裏返すことで、液体のまま採尿できます。どうしても難しい場合は、動物病院で注射器やカテーテルを使って採尿する方法もあるので、相談してみてください。
便を持参する場合は、乾燥しないようにラップ等に包みましょう。
採尿方法は、トイレ砂を全部取り出したり、トイレの上にラップをしたり、ペットシーツを裏返すことで、液体のまま採尿できます。どうしても難しい場合は、動物病院で注射器やカテーテルを使って採尿する方法もあるので、相談してみてください。
便を持参する場合は、乾燥しないようにラップ等に包みましょう。
もし同じように悩んでいる飼い主さんがいたら、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ねこのきもちWEB MAGAZINE『猫の健康診断に関するアンケートvol.03』
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
CATEGORY 猫が好き
UP DATE