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柴犬のもとに4匹の子猫が! 「生存は難しいかも」と言われるも、みんな立派に成長
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、子猫たちとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんに2回に分けて(2019年1月/2022年4月に取材)お話を聞きました。
偶然が重なった子猫との出会い

ご主人によると、辺りを見渡しても親猫はいなかったといいます。さらにこの日は、記録的な猛暑。保護する以外の選択肢はないと、ご主人は4匹の子猫を家に連れて帰ることに。
さらにその日は、いつものランニングコースではなく、なんとなくの気分でその道を走っていたのだとか。さまざまな偶然が重なり合い、4匹の子猫と出会ったのでした。
4匹の子猫を見守る先住犬のこむぎちゃん

「病気なども心配だしエアコンが効いた部屋は寒いので、ダンボールは洗面所に置いて、こむぎとは隔離しました。こむぎは心配そうに洗面所に続くドアのほうをずっと見つめて、鳴き声がするとソワソワしていましたね」
1匹も欠けることなく、すくすくと成長
しかし、生後2カ月を過ぎた頃の検査では1匹も欠けることなく、体重も順調に増加していたそうです。

子猫たちもこむぎちゃんもお互いのことが大好きなようで、仲良く遊ぶ姿も見られるようになったそうです。
一度は里親募集も考えたけれど…

しかし、保護してから4カ月を過ぎた頃、飼い主さんの気持ちに次第に変化が表れ、4匹全員をこのまま家族に迎えることに。子猫たちには、正式にいちご・にーご・サン・シィと名前を付けたのでした。
さまざまな好運が重なって出会えた子猫たちについて、飼い主さんは「元気に育ってくれてありがとう!」と、思いを話していました。
【子猫たちのその後に迫る】前回の取材後、どのような日常を送っているのかを聞いた!

「とても立派に成長してくれました。近所で見る猫さんたちに比べて、体が大きくて毛が長いことにもビックリしました。
『ノルウェージャンフォレストキャットに似ている』と言われたこともあり、たしかにそっくりだなと。『もしかしたら、このコたちのパパかママが、ノルウェージャンの血を引くコなのかな…?』なんて思っています」
「そうですね。よくテレビなどで『タイムマシーンがあったら、過去に行くか? 未来に行くか?』という話がありますが、私は絶対に過去に行きたいです。
過去に行って、にゃんこずのパパとママに会いたいですし、どうしてあのとき4匹は草むらにいたのか知りたいですね」
新居では、ほっこり癒される光景がたくさん見られる!
「当初、新しい家のテーマは『こむぎと暮らす』というこで、犬と暮らす仕様をいろいろ考えていました。
にゃんこずを迎えることは予定外でしたが、こむぎ用に作った内土間や小上がり下の秘密基地、ドッグランが見える窓、リビングと廊下を繋ぐドアの小窓は、にゃんこずにとってもお気に入りの場所になったようでよかったです!」
「新居では、私たちが仕事の日はにゃんこずは1つの部屋でフリーに、こむぎはリビングでフリーにしてお留守番をさせるようになりました。
しかしある日、帰宅するとこむぎがにゃんこずの部屋にいたんです。にゃんこずの部屋に入るドアは押せば入れますが、出るためには手前に引かなければならないため、こむぎが入ったはいいけど出られなくなったんだと思いました。
偶然のことかと思いましたが、次の日もその次の日も、こむぎはにゃんこずの部屋に入っていて。『一緒にお留守番したかったのかな? 心配だったのかな??』と。こむぎはにゃんこずが来てから、とても甘えん坊になりましたね」
こむぎちゃん・にゃんこずの存在に感謝

「こむぎがいたからにゃんこずを保護しようと思えたし、こむぎがにゃんこずを受け入れてくれたから、『にゃんこず全員をうちのコにできる、うちのコにしよう』と思えました。
今は、うちに遊びに来てくれる地域猫や、近所の地域猫のお世話も少しだけですがしています。こむぎがいたから、にゃんこずと出会ったから、私もパパも地域猫たちのことも愛おしく思えるようになったんだと思います。
私たちが与えることよりも、こむぎやにゃんこずからもらうもののほうが本当に本当に多く、毎日とても幸せを感じています」
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