猫が好き
UP DATE
譲渡会で出会った子猫を迎えて、1年が経過 子どもと一緒に“兄弟”のように成長する姿が微笑ましい

ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、ポットくんとの出会いのエピソードなどについて、飼い主さんに2回に分けて(2021年10月/2022年6月に取材)お話を伺いました。
ポットくんとの出会い

大勢の人たちが見に来るなか、怯えたり隠れたりする猫も多かったそうですが、そのなかで周りなんておかまいなしで元気いっぱいに遊んでいた子猫がいたそうです。そのコが、当時生後2カ月だったポットくんでした。

「保護主さんに聞いた話では、ポットは4匹の兄弟だったそうです。栃木県の動物愛護指導センターに持ち込まれた後、動物病院のミルクボランティアさんの手で育ててもらい、東京の保護主さんのところへやってきました。
残念ながら4匹中1匹は途中で亡くなってしまったそうです。ほかの2匹は里親が見つかり、最後に残っていたのがポットでした」
「ポットと家族になりたい」と思う気持ちがある一方、赤ちゃん猫は募集条件が厳しいと聞いたそうで、「小さい子どもがいて、1匹譲渡を希望している我が家は審査は通らないだろうな…」という諦めの思いもあったそう。
しかし、思い切って応募してみたところ、ご縁があってポットくんを家族に迎えることとなったのでした。
好奇心旺盛! やんちゃで元気いっぱいなポットくん

トイレやお風呂場でイタズラをしたりなど、ポットくんはやんちゃぶりを発揮しているようです。

ポットくんは息子さんとも仲良し♪
「息子には、自分より体の小さい・力の弱い存在に、当たり前のように優しくできるコに育ってほしいなと思っていました」
「ドアを閉めるときは、ポットがいるかもしれないから、後ろに注意したり優しく閉めること。ポットがびっくりしてしまうから、物を乱暴に置いたり投げたりしないこと…などを息子に伝えていました。
すると、自分中心で生活していた息子が、ポットが来てから周りを気にして行動するようになったんです。息子の成長をとても嬉しく感じています」
ポットくんのおかげで幸せを感じる日々
飼い主さんは以前にも猫と暮らした経験があるそうですが、ポットくんと暮らすようになって改めて「猫と暮らす魅力」を感じているそうです。
「猫はこちらがどんな人間だろうと、どんな状況にあろうと、どんな私であろうと信じて、変わらぬ一貫した愛を持って受け入れて寄り添ってくれるんですよね。
私は先代猫と10年一緒に暮らしてきましたが、ポットを迎え入れて改めてそのことを実感しています。ポットが私たち家族のそばにいてくれるのは、幸せでしかないですね」
【その後に迫る】1才になったポットくんについて、改めて話を聞いた

「とにかく元気! ダンボールは食いちぎる、ゴミ箱はひっくり返す、給水器を倒して水をこぼす…パワーがあり余っているようで、息子とかわるがわるイタズラをやらかしてくれます。
キッチンの棚に登り、オーブントースターなどを床に落として壊されたときは、泣きましたね(笑)」
「息子は保育園から帰ると、ポットのもとへ走っていきスリスリ…。ポットは人のおもちゃにも興味津々で、息子が遊んでいると『なになにー?』という感じで近づいてきて、ちょいちょいっと前足を出しています。
相変わらず、ふたりは毎日楽しそうに遊んでいます」
「ポットがカーテンの後ろに隠れ、息子が見つけに行くと『バァッ!!!』と飛び出してきて驚かしていることなんかもあります。本当の“兄弟”のように、キャッキャしながら遊んでいる姿は、見ていて微笑ましいですね」
「常ににぎやかで、笑いと音が絶えない家になったなと感じています。イタズラ対策に試行錯誤して忙しくなりました(笑)」
「息子が寝たり出かけたりすると、ポットは『ボクの番がきた』とすかさず私に甘えにくるのが可愛いです。
イタズラはほどほどに、これからも息子とともに元気に成長していってほしいですね」
UP DATE