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ゴミ捨て場で見つかった生後2週齢の子猫たち 「11年経った今」の仲良し姉弟ぶりにほっこり
現在は穏やかな日々を過ごす2匹ですが、かつては捨てられていた元野良猫だったそう。ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、「その日はまるで運命のようでした」と語る飼い主さんに、出会いから現在までのお話をうかがいました。
ゴミ捨て場で保護された2匹
家を出てすぐのゴミ回収ボックスの横に、回収日ではないのにギフトセットの箱が不自然に置かれているのを発見。気になって開けてみると、中から「シャーッ!」と威嚇する声が。威嚇していたのは、のちに“にこちゃん”と名づけられるコでした。驚いた飼い主さんは一度ふたを閉じ、その場を離れたそうです。
歩くことも難しそうに見えたはなくんの状態に、飼い主さんは「助かるのだろうか」と、胸が締めつけられる思いだったと振り返ります。
2匹の体は黒い油のようなもので汚れており、きれいにするのも難しく、動物病院へ相談。そのアドバイスを参考に、体に負担がかからないように慎重にケアを続けました。
汚れが落ち始めると、ようやく2匹の表情にも少し余裕が見えたといいます。
子どもたちのお願いで「家族」に
この時点では、飼い主さんはまだ飼うことを決めていたわけではありませんでした。しかし、状況を見守っていたお子さんふたりから「このコたちをうちに迎えたい」とお願いされ、その思いに背中を押される形で家族として迎え入れる決心をしたといいます。
翌日には動物病院で検査を受け、生後約2週齢ほどであることが判明しました。
警戒心が強かった子猫たちとの暮らし
にこちゃんとはなくんはどんなコ?
「仲がいいのか悪いのか……」と、微笑ましい距離感が見られるそうです。
保護したあの日、にこちゃんが必死に威嚇していたのも、弱っていたはなくんを守ろうとしていたのかもしれません。
「末長く一緒に時間を刻めたら」
飼い主さん:
「このコたちが経験してきた想像もできないようなことを思うと、今でも胸が苦しくなります。
もう老猫なのでゆっくりと過ごしてもらいたいし、まだまだ食欲旺盛なのでしっかり食べてもらって、甘えてもらって、末長く一緒に時間を刻めたらなと切に思います。
いつまでも元気で過ごしてもらうため、これからも愛情を注いでいきます」
取材・文/二宮ねこむ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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