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猫様のものは猫様に意見を聞くのがいちばん!CCOブリ丸(猫)のおシゴトぶり

第4回:CCOブリ丸のChief Cat Officerとしてのおシゴト

猫の生活をテクノロジーで見守る、Catlog(キャトログ)を開発しているRABO, Inc.の伊豫です。
ついにこの連載も最終回です。

ブリ丸にはCCO(Chief Cat Officer)という肩書きがありますが、ふざけてこの肩書きを使っているわけではなく、ちゃんとブリ丸はCCOたるおシゴトっぷりを見せてくれています。最終回の今回は、この連載のタイトルにもなっているCCOブリ丸のおシゴトブリをご紹介したいと思います!

着け心地はCCOのお墨付き

Catlogは、とことん猫様のことを考えたプロダクト設計を心がけていますが、開発段階からCCOブリ丸が着け心地を検証してくれていました。

↑CCOブリ丸のご協力の結果、とことん猫様仕様になったCatlog
他社のペット向けウェアラブルもブリ丸にいくつか装着してもらっては、大きくて重たい場合には首輪を掻いたり、分厚くてヒゲがあたって気になる時にはデバイスをなめてイヤイヤ感を教えてくれたり。クリップ型のデバイスは、あまり優しくない設計だったため、脱着の際にブリ丸の首の毛が抜けてしまったり。。。
↑分厚いデバイスだとヒゲにあたるのが気になるらしく、「もっと薄くして!」と教えてくれました。
最初のころは紙や布でつくった複数パターンのモックをブリ丸につけてもらって大きさのバランスや、着けた時の美しさも検討しました。
↑まぼろしのバッグ型をお試しになるCCO。これはこれでかわいいのですが、かばん持たせてるみたいでちょっと負担があるように見えるかもね、とボツ。
Catlogのペンダント部分は耳の良い猫様のために音の鳴らない部品を使用していますが、これもどんなに小さな鈴であっても首輪についていると、ブリ丸は相当嫌がっていたため、現在の商品化の参考にしました。
↑柔らかいヘアゴムで首輪を練習していた子猫ブリ丸
また、ベルト部分も猫様の首に優しくかつ軽くて高級感のあるベロア素材を選択したのですが、これも布屋さんで何種類も買ってきて試したり、装着感をブリ丸と検証しました。
おかげさまで、リリース後、お客様から「いつもは首輪を嫌がるのにCatlogは嫌がらない!」といった嬉しいお声をいただいており、CCOブリ丸も大変喜んでいます。
↑何度もベルトの試着をして着け心地を検証するCCO
↑Catlog Pendantは鈴をモチーフにしていますが、音は鳴りません

猫様チームを率いるCCO

Catlogでは取得した猫様の行動データをもとに、「ごはんを食べている」「走っている」「寝ている」などの行動分類をおこなっているため、猫様の実際のデータが大変重要です。

弊社には15匹くらいの猫様が所属しているのですが、現在Catlogを12匹の社内猫様チームが装着しサンプルデータを提供してくれています。
↑チーム猫様を率いるCCOブリ丸
猫は、そこがいいところですが、大変気ままな生き物です。ブリ丸もご多分に漏れず、当たり前ですが「走る」というデータを取りたい時に「ブリちゃん走ってー!」と言っても走ってはくれません。

第二回にも書いた好物のトリムネのフリーズドライを私が持って走ったり、ブリ丸が大好きなアルミホイルボールを投げたり。あまり気分が乗らないときには何をやっても走ってくれず、しまいにトリムネを投げてみたのですが、床にトリムネが散らばっただけでした。。。
↑走ってくれずしびれを切らした私にお尻を押されるブリ丸
逆に「ごはん」の行動データ取得はとてもカンタン。
ブリ丸も、ごはんはあげれば確実に食べるのでごはんデータはどんどん提供してくれています。

上の猫様チームにも入っているのですが、実は、ブリ丸には血のつながらない弟、「おでん」(ベンガル♂0才)がいます。今年の5月に我が家にやってきた、ごはん大好きやんちゃボーイです。
↑CCOブリ丸(左)と、見習いのおでんちゃん(右)
おでんちゃんは、名前が食べ物だからか、本当にごはんが大好きで小さいからだにも関わらず、まるで大型犬のような食べ方をします。

勢いがすごすぎて、あっという間に自分のごはんをたいらげ、ブリ丸のごはんにダッシュしては奪ってしまうので、ブリ丸はごはんを食べるときに何度も後ろを振り返り、おでんちゃんが来ていないか確認するクセがついてしまいました。。
↑いつもごはんを奪われかける腹いせに、おでんちゃんのカリカリを盗むブリ丸
ごはんの食べ方も猫様それぞれ。いずれ、ごはんのデータのみならず、普段の行動データから性格もわかるかもね!?と最近チームで話をしています。

撮影モデルもお手のもの?!

その他、CCOのおシゴトとしては、撮影モデルも大事な役割。
ただ、ブリ丸は自宅とオフィス以外の見知らぬ場所はちょっと苦手。普段は自宅かオフィスのどちらかで撮影することが多いので、落ち着いた表情を見せてくれるのですが、先日オフィス近くのスタジオで撮影してもらった際には、終始ご機嫌ナナメで、スタジオにあったカゴにひきこもっていました。
↑箱ならぬカゴ入りブリ丸
自宅やオフィスだと決め顔も得意なブリ丸。
WEBサイトやパンフレット、展示会用のパネルなど、至るところにCCOのご尊顔が。

先日とある国際学会の展示ブースに出展していたのですが、ブリ丸の写真と一緒に写真を撮っていく方もいたりで、いまごろどこかの国でもブリ丸の写真が展開されているかもしれません。
↑自分の写った大きなバナースタンドに満足げなブリ丸
↑ブースの至るところにCCOブリ丸
CCOブリ丸のおシゴト風景、いかがでしたでしょうか??
オフィスにシュッシャするブリ丸、自宅でくつろぐブリ丸。私にとっては、いつ何時でもかわいいかわいいブリ丸です。

こうしてブリ丸とおでんの写真を見つつ、想いを馳せていると、家に帰って会いたくなりますね。

4回に渡って読んでいただいた方、ありがとうございました。
この連載は一旦今回で最終回となりますが、ブリ丸の様子など引き続き弊社ホームページや、私のTwitter等でおつたえしていきますのでたまにのぞいていただけると嬉しいです。

すべては、猫様のために。

プロフィール

作者:伊豫 愉芸子&ブリ丸

【猫の生活をテクノロジーで見守る。】RABO, Inc.のCEOです。猫様に飼われて20年超。
大学・大学院時代にバイオロギング(Bio-Logging)という、動物に小型の計測機械を装着して行動生態を明らかにする研究を専攻。「動物の見えない時間を見えるようにする」というバイオロギング研究を活かして、CCO(Chief Cat Officer)ブリ丸と猫様チームで飼い主さんの代わりに猫様を見守るIoTプロダクト『Catlog(キャトログ)』を開発中。

Catlog_|公式ホームページ

Yukiko Iyo Catlog(@oyuki_cat)|twitter

catlog_rabo(@catlog_rabo)|Instagram

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