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可愛いからつい…はNG! 猫に尽くしすぎることの悪影響とは
飼い主さんが猫に尽くしすぎることのデメリットは?
完全室内飼いが当たり前になり、猫と飼い主さんとの関わり方も変わってきたことにより、分離不安になりやすい猫が増えていると考えられます。
分離不安とは?
- 鳴き続けて飼い主さんにつきまとい、トイレやお風呂などいろんなところについてまわる。
- トイレでないところで粗相する。
- 家具などにマーキングする
- 執拗に体をグルーミングする。それに伴う脱毛を起こす。
- 食欲がない、元気がない。
- 下痢、嘔吐をする。
- 物を壊すなどの破壊行動をする。
分離不安になりやすい猫の特徴は?
- 完全室内飼いで家族や同居動物が家にいて、1匹で留守番する状況に慣れていない猫
- 在宅時に飼い主さんからの強い愛情表現を受けている猫
など、飼い主さんに日頃から手厚いお世話を受けていたり、1匹だけでいる機会が少ないコたち。
- 飼い主さんの転職や転居、突然のライフスタイルの変化が生じた猫
- 留守中に強い恐怖体験をした猫
- 高齢や病気により不安傾向が高まった猫
など、何か怖い体験をしてしまった猫や、病気などの影響で不安になってしまうコたちも、分離不安になる傾向があります。
分離不安の猫の改善策は?
①家でべったりしすぎない
②留守番のときに落ち着ける環境をつくってあげる
お利口にお留守番ができたらご褒美をあげよう
留守番ができたら、フードやおやつといったごほうびを与えることにより、「留守番=良いことが起こる」という条件付けをしていきましょう。
留守番時の寂しさを紛らわす方法も
ただし、一般的に飼い主さんの判断で行動療法をすることは、場合によっては病状を悪化させることにもつながります。ぜひ行動診療医のアドバイスを受けるようにしましょう。
猫と暮らすうえでの「適度な距離感」とは?
上記で解説した分離不安の猫の改善策と同じようになりますが、可愛いからといって家でべったりしすぎていると、在宅時と不在時の違いが強調されるため、猫の不安が余計に増してしまうことがあります。ふだんから愛猫との距離を意識して、離れる時間を持つことが大切だといえるでしょう。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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