しっぽが折れたり曲がったりしている猫のことを、尾曲がり猫(カギしっぽ猫)と呼び「幸せを運ぶ猫」としても知られています。
今回は、そんな尾曲がり猫にゆかりのある長崎県に建立された、猫と飼い主さんの健康長寿と平和を願う「尾曲がり猫神社」についてご紹介します。
まずは、尾曲がり猫について知ろう!
どうしてしっぽが曲がっているの?
猫のしっぽが曲がる理由は、折れ曲がった部分にクサビ型のような「半椎骨」と呼ばれる小さな骨があるため。日本では、ミックス猫に多く見られ、遺伝的な原因で発生すると考えられています。
長崎県でよく見られる?
京都大学名誉教授の野澤謙先生の研究によると、かつて長崎県に生息していた猫の約80%が尾曲がり猫だったそうで、長崎県は「日本の尾曲がり猫の発祥の地」という説もあるのだとか。
また、尾曲がり猫は、日本では「幸せの扉を開けてくれる」など縁起のいい伝えがあり、ヨーロッパでも「幸運を運ぶ猫」として大切にされているようです。
そんな長崎県に「尾曲がり猫神社」建立!
そんな尾曲がり猫の聖地ともいえる、長崎県は長崎市に、猫や飼い主さんの健康長寿と幸せを願う「尾曲がり猫神社」が2019年4月に建立されました。
長崎市の観光名所である「眼鏡橋」の近くにあるため、猫好き観光客にも話題のスポットとなっているようです。
かわいい猫グッズも購入できる♪
「尾曲がり猫神社」では、参拝はもちろんのこと、猫グッズなどのお土産も購入できます。猫デザインのお守りやおみくじ、絵馬のほか、猫の雑貨やお菓子なども販売されていますよ。長崎市のお祭りの時期に合わせて作られる、限定グッズなども人気なのだとか。
写真は、カラフルな招き猫の置物。人気商品なので、売れ切れてしまうこともあるそうです。
長崎創生プロジェクトにも認定!
「尾曲がり猫神社」では、猫に優しく人にも優しい社会を目指した活動にも、積極的に取り組んでいます。その取り組みはなんと「長崎創生プロジェクト事業」にも認定されました。
「2020年は猫年」を合言葉に活動!
“2020年は猫年(2020=にゃおにゃお)”を合言葉に、「尾曲がり猫神社」では、多くの猫の幸せを願ったさまざまな企画が予定されています。
写真は、尾曲がり猫神社の特別広報部長の八っちゃん(はっちゃん)。神社に常駐しているわけではありませんが、今後各種イベントなどに参加する予定もあるのだそうですよ!
「尾曲がり猫神社」について気になる方は、公式Instagramをチェックしてみてくださいね。また、尾曲がり猫については、以下の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
参考/「ねこのきもち」2016年9月号『少数派 読者の猫の身体的特徴を分析! お手入れ方法もわかる マイニャー猫白書』(監修:猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」院長 国際猫学会ISFM所属 山本宗伸先生)
参照/Instagram
文/nishiyuka
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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