Q&A病気・健康
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歯頸部吸収病巣と診断されました。1カ月前に頭を打ち治療中ですが、麻酔下での処置は無理と言われました。どうしたらいいでしょうか。
歯頸部吸収病巣と診断されました。1カ月前に頭を打ち治療中ですが、麻酔下での処置は無理と言われました。どうしたらいいでしょうか。
歯頸部吸収病巣は猫によく見られる歯の病気です。この病気は歯の組織にある破歯細胞(はしさいぼう)が、歯をこわして虫歯のように穴があきます。人間の虫歯は細菌がつくる酸によって穴があきますが、この歯頸部吸収病巣では、細菌は関係していません。現在はまだはっきりした原因は分かっておらず、さまざまな研究がされています。
進行するとチリチリとした痛みが出てきたり、歯の根がアゴの骨と一体化してしまったり、歯茎でおおわれて歯がなくなったり、骨内に残された歯根が感染を起こして化膿してしまったりと色々な状態になります。治療は、感染を起こしている歯根や感染を起こしそうな歯根を、麻酔をして摘出することが有効であるといわれています。ご相談者様の愛猫は麻酔がかけられない状態ということですので、薬剤を使った治療になります。しかし、まだ有効な薬剤が見つかっておらず、抗生物質で感染を抑えたり、インターフェロンなどを使用して進行を抑えていきます。また、歯周炎などから細菌感染を起こさないように口腔内を清潔に保つのも進行を遅らせるために役立つのではないかと考えられているようです。
進行するとチリチリとした痛みが出てきたり、歯の根がアゴの骨と一体化してしまったり、歯茎でおおわれて歯がなくなったり、骨内に残された歯根が感染を起こして化膿してしまったりと色々な状態になります。治療は、感染を起こしている歯根や感染を起こしそうな歯根を、麻酔をして摘出することが有効であるといわれています。ご相談者様の愛猫は麻酔がかけられない状態ということですので、薬剤を使った治療になります。しかし、まだ有効な薬剤が見つかっておらず、抗生物質で感染を抑えたり、インターフェロンなどを使用して進行を抑えていきます。また、歯周炎などから細菌感染を起こさないように口腔内を清潔に保つのも進行を遅らせるために役立つのではないかと考えられているようです。
ミックス|♂|1歳10カ月
監修/ねこのきもち相談室 担当獣医師
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