Q&A病気・健康
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2歳のエキゾチックショートヘアのオスです。食欲低下が見られたため血液検査をしたところ白血球が2800/μ?でした。転院後に正常値になりましたが食欲がありません。FIV、FeLVは陰性です。原因は何が考えられますか。また、どんな検査が必要でしょうか。
2歳のエキゾチックショートヘアのオスです。食欲低下が見られたため血液検査をしたところ白血球が2800/μ?でした。転院後に正常値になりましたが食欲がありません。FIV、FeLVは陰性です。原因は何が考えられますか。また、どんな検査が必要でしょうか。
白血球は体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物と戦い身体を防御する働きをします。白血球の元になる細胞は骨髄で作られ、分化を重ねて白血球になります。白血球の数が減少する要因は、細菌やウイルス感染による消費、骨髄での産生不良、自己免疫性疾患、薬剤投与による減少、ある臓器に偏って存在することによる血液中での減少などがあげられます。ご相談者様の愛猫の白血球は一時的に減少し現在は正常値とのことですので、白血球減少を促す薬剤投与歴がないのであれば、細菌やウイルス感染の可能性が考えられます。
FIV、FeLV以外に猫に見られるウイルス性疾患は、猫パルボウイルスによる猫汎白血球減少症と、猫コロナウイルスによる猫伝染性腹膜炎(FIP)です。猫汎白血球減少症は定期的なワクチン接種により予防できますが、FIPは有効な予防法や治療法のない病気です。診断方法は血液検査で抗体価を測定します。また、骨髄の問題により白血球の減少が引き起こされた可能性も否定できませんので、症状の改善がない場合は骨髄検査も必要かと思います。骨髄検査とは、麻酔下で骨に太い針を刺して骨髄を吸引し、それを顕微鏡で調べ、白血球などの血球が正常に産生されているかを調べる検査です。
状況はあまり一般的でなく、原因は複雑かもしれません。今後の治療や検査については担当の獣医師と十分にご相談ください。愛猫の一刻も早い回復をお祈りいたします。
FIV、FeLV以外に猫に見られるウイルス性疾患は、猫パルボウイルスによる猫汎白血球減少症と、猫コロナウイルスによる猫伝染性腹膜炎(FIP)です。猫汎白血球減少症は定期的なワクチン接種により予防できますが、FIPは有効な予防法や治療法のない病気です。診断方法は血液検査で抗体価を測定します。また、骨髄の問題により白血球の減少が引き起こされた可能性も否定できませんので、症状の改善がない場合は骨髄検査も必要かと思います。骨髄検査とは、麻酔下で骨に太い針を刺して骨髄を吸引し、それを顕微鏡で調べ、白血球などの血球が正常に産生されているかを調べる検査です。
状況はあまり一般的でなく、原因は複雑かもしれません。今後の治療や検査については担当の獣医師と十分にご相談ください。愛猫の一刻も早い回復をお祈りいたします。
エキゾチックショートヘアー|♂|2歳10カ月
監修/ねこのきもち相談室 担当獣医師
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