猫と暮らす
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【調査】暮らし始めて愛猫の「性格が変わった」と感じる? 猫の性格が変化する要因を獣医師が解説!
ねこのきもちアプリでは、愛猫の性格の変化に関するアンケートを実施し、多くの飼い主さんに回答していただきました。
今回は、その調査結果をご紹介するとともに、猫の性格が変化する要因などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきます。
今回は、その調査結果をご紹介するとともに、猫の性格が変化する要因などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきます。
愛猫の性格が変わったと感じる?

“愛猫と暮らし始めてから現在に至るまでの間に「性格が変わった」と感じたことはありますか?”と飼い主さんにお聞きしたところ、45%の飼い主さんが「はい」と回答。
そこで「はい」と回答した飼い主さんに、愛猫の性格がどのように変化したのかを伺ったところ、次のような回答が寄せられました。
そこで「はい」と回答した飼い主さんに、愛猫の性格がどのように変化したのかを伺ったところ、次のような回答が寄せられました。
「甘えん坊になった」という回答が多数!
- 「我が家に来たのは生後4カ月。今は4才になりましたが、年々甘えたい・なでてほしいといった要求が強くなり、甘えん坊になっています」
- 「クールなオス猫だったが、1才半くらいからとても甘えん坊になり、後ろをついて回るようになった。ナデナデやブラッシングを要求するようになった」
- 「保護施設にいたときは、ほかの人なつっこい猫ちゃんたちの後ろに隠れていたので、あまりなつかない子猫なのかなと思っていましたが、うちに来てからはすごい甘えん坊になりました。今まで我慢していたのかなと思うと、愛しさが募ります」
- 「生後6カ月のときにうちにお迎えしましたが、なかなかなでさせてもらえず、ひざの上にのるなんて夢でした。しかし、2才頃からへそ天で寝ておなかをなでてほしいとねだるようになり、寒い日限定でひざにのってくれるようになりました」
- 「9才くらいから『なでて』と足元に近寄り、甘えてくるようになった」
- 「1才過ぎのときに保護主さんから譲り受けて我が家に来ました。はじめはビビりで一定の距離を保っていたのに、2才頃には完全に慣れ、隙あらば私のひざの上にのろうとしてくるほど、甘えん坊さんになりました」
- 「10才くらいから甘えん坊になり、よく鳴くようになった」
- 「13才頃から甘えん坊になってきた」など
反対に「ツンデレになった」というコメントも
- 「子猫のときは甘えん坊だったのに、1才を過ぎるとツンデレに……」
- 「もう1匹飼い始めたときから、甘えたがツンデレになって、おもちゃでもあまり遊ばなくなりました」
飼い主さんからはこんな回答も
飼い主さんからは、「穏やかになった」「神経質になった」「警戒心が強くなった」といった内容の回答も多数寄せられました。
「穏やかになった」
- 「3才とまだ若いけど、1才のときよりは落ち着き、遊び方が変わった。力加減して甘噛みするようになった。常に追っかけっこしていた1才のときより穏やかになっている」
- 「去勢手術をしてから性格が穏やかになり、甘えん坊が増しました」
- 「もともと遊び好きでやんちゃな性格でしたが、後輩猫をお迎えした頃から、おっとりした性格になった気がします」
- 「子猫の頃は住環境のストレスからか少し攻撃的な部分があったが、3才くらいで引越したのを機にずいぶん穏やかな性格になった」
- 「シニアになってから、攻撃的な態度がなくなり穏やかになった。以前はよく噛まれた」
「神経質になった」「警戒心が強くなった」
- 「2才のときに2匹目が来て、おっとりさんが少し神経質になりました」
- 「子猫のときは肝が据わっていて、どんなことがあっても怖がらなかったが、成長するにつれて慎重になってきて、警戒心をもつようになった。好き嫌いがはっきりするようになった」
- 「2才半くらいから少し神経過敏になった気がする。外を歩く子どもの声に過敏に反応して、攻撃的に興奮してしまうことがある。物音にも過敏になったように思う」
- 「1才くらいのとき、コロナ禍で会う人が少なくなったせいか、家族以外は警戒するようになった」
- 「1才くらいから人見知り、ビビりになった。コロナ禍で飼い主以外と会うことがなくなったのが一因かなと思います」
【獣医師解説】なぜ猫の性格は変化する?
ここからは、猫の性格が変わる要因などについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に解説していただきます。
――猫の性格が変化する要因について教えてください。
岡本先生:
「生活環境が変わった、庭にノラ猫が来るようになったなど、猫が警戒するような出来事があったときや、体の痛み、認知機能の低下、発情期、甲状腺機能亢進症といった病気などが、猫の性格が変化する要因として考えられます」
――飼い主さんが「愛猫の性格が変わった」と感じたとき、何か注意することはありますか?
岡本先生:
「どのようなタイミングで性格が変化したのか、また、どのように性格が変わったのかを観察するようにしましょう。そのうえで、病的な要因がないかどうかを判断する必要があるので、動物病院を受診するようにしてください」
岡本先生:
「生活環境が変わった、庭にノラ猫が来るようになったなど、猫が警戒するような出来事があったときや、体の痛み、認知機能の低下、発情期、甲状腺機能亢進症といった病気などが、猫の性格が変化する要因として考えられます」
――飼い主さんが「愛猫の性格が変わった」と感じたとき、何か注意することはありますか?
岡本先生:
「どのようなタイミングで性格が変化したのか、また、どのように性格が変わったのかを観察するようにしましょう。そのうえで、病的な要因がないかどうかを判断する必要があるので、動物病院を受診するようにしてください」
猫の性格の変化には、病的な要因が潜んでいるケースもあるようです。気になる場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/長谷部サチ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年3月時点の情報です。
取材・文/長谷部サチ
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年3月時点の情報です。
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