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甘えてきた猫が急に噛むのなんで(涙)猫がひっかいたり噛んだりにどう対応すべきか

愛猫の嚙みつき・ひっかき行動にお悩みの飼い主さんは少なくありません。今回は、ねこのきもちアプリで行ったアンケート調査に対し、実際の飼い主さんから寄せられた困りごとについて、猫の行動の理由と対処法をねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

事例1:叱っても噛むのをやめてくれない

MIX茶白の五郎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
アンケートより:
「遊んでくれていると思うのか、飛び跳ねながら手や足に噛みつき、痛い思いをしています。その度に叱っていますが、困っています」

岡本先生:
「叱っているつもりでも、猫には伝わっていなくて飼い主さんのリアクションが面白いと思っていたり、興奮材料の1つになったりしている可能性があります。噛まれたときはなるべく何もリアクションせずに、ゆっくりと猫のそばから離れてください」

事例2:はじめは甘えてくるのに、いきなり噛む

ベンガルのモカちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
アンケートより:
「グルグルいいながら近寄ってきて、はじめは甘えていますが、いきなり手首めがけて飛びかかりガブガブします。噛んできたときは痛いと意思表示したり、お気に入りのぬいぐるみをくわえさせたりしてごまかしていますが、なかなか減りません」

岡本先生:
「猫の“もうなでるのをやめて”というサインを見逃してしまっている可能性があります。イカ耳になる、目が釣り上がる、体が強張って動きが止まる、尻尾の動きが激しくなる等のサインを見逃さないようにしてください。また、噛まれてしまった際は事例1の通り、何もリアクションせずに離れたほうがいいです」

事例3:人の手を噛んでよいものと認識してしまっている

MIXサバトラのトムくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
アンケートより:
「遊んでいて興奮したときや、嫌なことをされたときに噛んできます。生後2カ月で野良猫の子猫を保護しましたが、それ以来ほかの猫と触れ合ったことがないので、いまだに甘噛みができずとても痛いです。子猫の頃、夫が自分の手をおもちゃにして遊ばせたので、人の手を噛むようになってしまいました」

岡本先生:
「手で遊んだり、日常的に甘噛みを許したりしてしまうと、人の手を噛んでよいものと勘違いしたり、狩猟本能が刺激されて人の手をターゲットにしやすくなったりします。手で遊ばせることも、甘噛みもさせないようにしてください。また、猫と遊ぶ際は手がターゲットにならないように、紐の長いおもちゃや猫用のポインター等で遊んであげるといいかと思います」

事例4:要求に応えるまで噛む・ひっかく

ラガマフィンのLanaちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
アンケートより:
「ゴハンを要求するときやかまってほしいときに、無言で飛びついてきます。脚や腰に爪でしょっちゅう穴が空いています。朝は頭をガリガリかじって起こすこともあります。無視しようが別室に行こうが、なおる気配がありません。困っています」

岡本先生:
「要求に応えてしまうと、要求がエスカレートしてしまうことがありますので、基本的には無視したり、猫から離れたりすることを継続するしかないと思います。飼い主さんの生活もありますので、ケージや自動給餌器等を併用し、長く楽しめる食事を入れるタイプの知育トイ等も取り入れるといいかと思います」
今回は、アンケートに寄せられた困りごとのなかから4つの事例をご紹介しました。みなさんの愛猫にも当てはまるものがあれば、ぜひ参考にしてくださいね。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※2022年11月実施「ねこのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数156人)
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