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「仲良くしようよ♡」一時預かりから家族になった子猫→今や預かり猫たちの頼れる「教育係」に成長!
ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、大豆くんとの出会いや現在の暮らしの様子について、飼い主さんにお話を伺いました。
大豆くんは、車のボンネット内に入ったところを保護された


「その運営メンバーの方のご家族が、近所で子猫の鳴き声が聞こえるということで、子猫を保護するために家の周りなどをずっと探してくれていたみたいです。
子猫は生後約2カ月程と小さく、探して捕獲するのが難しかったみたいで…。2、3日程格闘していたそうですが、6月6日の昼過ぎにご家族から『保護に成功した』との連絡が運営メンバーの方のところに入りました。
どうやら、ご家族の車のボンネット内に入ったところを保護したそうです。この子猫が大豆でした」

「連絡を受けたあとに、預かりボランティアたちの中で、『誰がボンネットのコを預かるか』という話になったので、『私が預かりたいです!』と立候補したのが始まりです」
6月6日の譲渡会終了後、飼い主さんは待ち合わせ場所に大豆くんを迎えに行き、家へと連れて帰ったのでした。
お世話をするなかで、「大豆くんと離れたくない」と思うように

それからは毎日、朝晩の投薬のほかに眼軟膏を1日4回、トイレはこまめに掃除するなど、ハードな日々が続いたそう。
大変なことも多かったそうですが、大豆くんのお世話をするなかで飼い主さんの気持ちが少しずつ変化していったといいます。

「野良猫はとても警戒心が強く、人の手を怖がるコも多いですが、大豆はそんなことは全然なく、なでるとすぐに喉をゴロゴロ鳴らすコでした。
大豆のあまりの人なつっこさに情が移りまくり、預かりを初めて1週間経つ頃には、私も子どもたちも大豆にメロメロでした」

「大豆と接するなかで、『うちのコにしたい』という気持ちが日に日に増していっていました。そんなときに、運営メンバーの方に大豆を次の譲渡会に出せそうか聞かれたんです。
1週間ほど悩みましたが、『このコは手放せない。うちのコにします!』と返事をしていました」
人が大好きな大豆くん。預かり猫たちの教育係に!

飼い主さん:
「私は現在も、猫の一時預かりボランティアをしています。うちにくる保護猫たちは、大人しい性格のコもいれば、怖がって威嚇してしまうコもいます。
特に怖がっているコは、距離を縮めるのに苦労しますが、大豆が間に入って人との架け橋をしてくれることによって、猫たちは早く人に慣れてくれているように感じます」

「大豆の姿は『人は怖くないんだよ! 家猫になるんだから人と仲良くしようね!』と、猫たちを教育しているように見えて。
大豆は変化を嫌がらず、どんなコたちも受け入れてくれる優秀すぎる教育係で、とても助かっています」
最後に、飼い主さんは大豆くんへの思いをこのように話していました。
飼い主さん:
「我が家にはこれからも、たくさんの保護された猫ちゃんたちがやってくると思います。大豆にとっては良くも悪くも刺激的な日々になると思いますが、大豆が『楽しいな! 幸せだな!』と感じてくれるような日々を過ごしていけたらいいなと思います。
そして大豆と協力し合って、一匹でも多くの野良猫ちゃんを救えたらいいなと思ってます!」
取材・文/雨宮カイ
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