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@Noranekochansさんが投稿したのは、愛猫・おこげちゃんを保護して2週間時点の様子。同時に保護したおこげちゃんの子どものこたつくんをなでながら、さりげなくおこげちゃんのこともなでました。
「シャー!」と威嚇するかもしれないという緊張感が漂う中、おこげちゃんが取った行動は…
心を許した瞬間
初めこそ飼い主さんの手を目で追っていたものの、心を許したのでしょう。また向こうを向いて、なでられるのを受け入れてくれました。
迎え入れた猫が心を許してくれた瞬間は、すべての飼い主さんにとって幸せの瞬間でしょう。初めて触れた喜びに、飼い主さんは「触れるのはもっと後だと思ってたから本当に嬉しい」とコメントしています。
ねこのきもちWEB MAGAZINEは、おこげちゃん、こたつくんについて、保護の経緯も含めて飼い主さんに詳しいお話をうかがいました。
「本当に涙が出るほど嬉しかった」
初めて触れられた瞬間について、飼い主さんは「本当に涙が出るほど嬉しかったし、こんなにフワフワだったんだと愛おしくなりました。触れるようになるまでもっと何カ月もかかる覚悟でいたので、嬉しかったです」と話します。
1カ月経った今では気持ちよさそうになでさせてくれるようになり、「ごはんのときだけはすごい勢いで近づいてきます」とのこと。緊張や警戒はほどけてきたようで、よかったですね!
親子を保護した経緯
野良猫として飼い主さんの自宅の庭にやって来るようになったおこげちゃん。人に対して警戒心が強かったといいます。
やがてこたつくんを連れてくるようになり、子猫に優先的にごはんを食べさせていたり、食べているときはいつも周りを見張っていたりする姿を見て感動した飼い主さんは、「常に外で気を張って生きていくのではなく、甘えさせてあげたい、暖かい安全な場所で過ごさせてあげたい」と、保護することを決心しました。
本格的な冬を迎える前に、暖かい飼い主さんの家に迎えられたおこげちゃんとこたつくん。保護当時の状況について、飼い主さんはこう話します。
飼い主さん:
「保護してから3日間はごはんを食べず、トイレからまったく動かなかったです。ごはんのお皿を置こうとすると、シャーシャー威嚇されました。夜鳴きもひどかったです」
2匹との出会いと、協力してくれた保護猫団体に感謝
献身的な飼い主さんの支えもあって、時が経つにつれて2匹は新居にも慣れていきました。とくにこたつくんは飼い主さんにべったりで、1カ月経った今では抱っこだけでなく、膝の上に自ら乗ってきたり、常に後をついてきたりする甘えん坊のようです。
おこげちゃんとこたつくんとの出会いについて、飼い主さんはこう話します。
飼い主さん:
「本当に我が家に来てくれて、ありがとうの思いでいっぱいです。おこげには、よくここまでひとりで厳しい外でこたつを育ててきてくれたなと本当に尊敬するし、これからはたくさんおこげにも甘えてもらおうと思っています。
こたつは本当に甘えん坊でやんちゃで、猫のツンツンしたイメージを覆してくれました」
また、2匹を保護するにあたって全面的に協力してくれた地元の保護猫団体さんについては「少しでも恩返しできるよう、ボランティア活動等に積極的に参加したいと思っています」と話す飼い主さん。野良猫を保護し家に迎え入れるまでの自身の経験が、今後ほかの野良猫たちのためになればよいなとも考えているようです。
新しい環境に少しずつ慣れてきたおこげちゃん、こたつくん。これから楽しい日々を過ごしてほしいですね!
写真提供・取材協力/Twitter(
@Noranekochansさん)、Instagram(
@okoge_kotatsuさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/二宮ねこむ