3匹の子猫を母猫とともにお迎え→“予想外の出来事”で母猫と別れることになるも、元気に暮らす様子に心打たれる

ご紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー＠izumi39939990さんの愛猫・ウタくん（写真左）、くるみちゃん（写真中）、ラプラスくん（写真右）。3匹は生後2カ月のときに飼い主さん宅にやって来た、元保護猫なのだとか。

3匹をお迎えした経緯について伺うと、飼い主さんはこうお話ししてくれました。

飼い主さん：
「当時勤めていた職場の同僚から、保護猫の里親募集の知らせを聞いたのがきっかけです。

3匹は保護されていた妊娠中の猫が出産した子猫たちで、初めは子猫2匹を引き取る予定だったのですが……。

実際に会ってみると2匹だけを選ぶことができず、さらに親子を引き離すことについても心苦しく感じてしまい、母猫と子猫、合わせて4匹同時に引き取ることを決めました」

こうして始まった4匹との暮らし

こうして4匹の愛猫との暮らしが始まった飼い主さんですが、お迎えから1カ月が過ぎた頃、母猫の“ある異変”に気が付いたといいます。

飼い主さん：
「母猫が少し太り気味だなと感じるようになり、最初は『ゴハンの与えすぎかな？』と思っていたのですが、日に日に大きくなっていく様子に違和感を覚えて動物病院を受診すると、なんと母猫が妊娠していることが発覚したのです。

どうやら、わが家に来る少し前に、保護主さんのもとから半日ほど脱走してしまったことがあったらしく、そのときに身ごもったようです。わが家に迎える前に避妊手術をすればよかったのですが、獣医師からは『授乳が終わってから』と言われていたので、手術も先延ばしになっていました」

母猫は保護主宅へ戻ることに

飼い主さん：
「母猫の妊娠が判明してから、保護主さんと獣医師との相談を重ね、母体の安全を考え出産することが望ましいとの決断に至りました。わが家での出産は設備もなく私自身も不安だったので、母猫だけ保護主さんのもとへ戻し、出産することに……」

親離れすることになった愛猫たち

飼い主さん：
「その日から、私は3匹の“おかあちゃん”になりました。急な親離れでしたが3匹は動じることなく、元気にすくすくと成長してくれました。

ちなみに、わが家に猫たちを迎えてから50日後、母猫は無事に6匹の子猫を出産しました。当初、母猫は出産し乳離れしたらわが家に戻る予定でしたが、生まれた子猫とともに新たな里親さんのもとへと行くことに。現在も幸せに暮らしているようです」

3匹はすくすくと育ち現在は3才に

飼い主さんによると、現在は3才になったという愛猫たち。最後に、3匹のふだんの様子についてお聞きすると、こう教えてくれました。

飼い主さん：
「黒猫のウタは臆病で、1番の甘えん坊でヤキモチやき。夜はいつも私と一緒に寝ています。

ハチワレのラプラスはのんびり屋さんのマイペース。ゴハンのときにほかの2匹が食べ始めても慌てず、それをただ見ている感じで、『ほら、食べられちゃうよ！』と急かされ食べ始めるようなコです。

三毛猫のくるみは唯一のメス猫ですが、1番気が強くてわがままです。ほかの2匹に何かされようものならば返り討ちにしますし、通りすがりに猫パンチを入れて逃げて行くことも」