ごみ集積所で保護した猫から生まれた子猫→6年後も変わらず母猫に甘えて寄り添う姿にほっこりする

大きくなっても変わらない親子愛にほっこりさせられます。

同じ居場所でくつろぐににちゃんとまろくん — 同じ居場所でくつろぐ母猫のににちゃん（写真左）と子どものまろくん（写真右）

写真の猫は、X（旧Twitter）ユーザー＠CandSandGDMさんの愛猫・ににちゃん（取材当時7才）とその子どものまろくん（取材当時6才）です。

この投稿には、「どんなにスペースがあってもお母さんの隣がいいコ。いくつになってもみんなママ大好きだね」というキャプションが添えられていました。

保護猫だったににちゃんとの出会い

ににちゃんは元保護猫。飼い主さんと出会ったとき、ににちゃんはマンションのごみ集積所にうずくまっていたのだとか。ににちゃんはとても人に慣れていて、出会ったその日に家の中まで来て、簡易ベッドを作るとちゅうちょせずに寝てしまったそうです。

その後、警察や保健所に問い合わせたり、迷子猫の掲示板を見たりして飼い主を探しましたが、情報がないため飼い主さんの家に迎え入れたといいます。

そんなににちゃんの妊娠が発覚したのは、出産後でした。

飼い主さん：
「仕事が終わって電車に乗っていると、家族からメールが届きました。そこには『ににちゃんが子猫を産んだ！』との文字が。突然『ミーミー』という高い声がしたので探すと、衣装ケースの中に、ににちゃんと小さな子猫がいたそうです」

6年後の仲むつまじい姿にほっこり

その出産から6年がたち、現在撮影されたのが冒頭の写真です。この日は少しだけ冷える夜だったそうで、寒がりのまろくんが、ににちゃんの入っている箱に無理やり上から入っていったといいます。

飼い主さん：
「『お母さんが大好きで寒がりなまろちゃんらしい』と笑ってしまいました。こんなにたくさんスペースが余っているのに、わざわざににちゃんのいる場所にぎゅうぎゅうに入るところがほほ笑ましかったです」

押し入れに集まるににちゃん親子 — 当時の押し入れの様子。よく見ると、近くにまめちゃんとうずらちゃんも！

当時、押し入れにはこれだけのスペースが余っていたのだとか。よく見ると、近くにはまろくんと一緒に生まれたまめちゃん・うずらちゃんの姿もありました。

子どもたちに甘えられる“ドライ”な母猫

ににちゃんと“ニャンプロ”をするまめちゃん — ににちゃん（写真上）と“ニャンプロ”をするまめちゃん（写真下）

飼い主さんに、まろくんたちが「いくつになってもお母さんのことが大好き」と感じる理由をお聞きしました。

飼い主さん：
「みんなににちゃんのことが大好きで、寝ていると次々やって来てくっつくので、ににちゃんはなめてあげています。とくに娘のまめちゃんはお母さんが大好きで、普段は自分よりも大きな男のコたちを負かすくらい強いのに、ににちゃんと“ニャンプロ”をするとあっけなく負けてしまいます。お母さんを相手にすると本気になれないのだと思います」

いつまでも甘えてくる子どもたちに対して、ににちゃんはどのような反応をしているのでしょうか？

飼い主さん：
「子どもたちが甘えに来ると、ににちゃんもなめてかわいがっています。ただ、少しだけドライな性格のににちゃんは、気分が乗らないと怒って去って行きます。その代わりに、ににちゃんが人に甘えに行きます（笑）」