クリスマスイブに職場に迷い込んできた野良猫を保護→およそ4年後の「愛されていることがわかる成長姿」にほっこり

クリスマスイブに思いもよらぬ出会いが——。

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@9i_7a_5oさんの愛猫・きなこちゃん（取材当時、推定5才）のエピソード。

きなこちゃんは4年前のクリスマスイブの日に、飼い主さんによって保護されたコでした。飼い主さんによると、きなこちゃんは飼い主さんの職場にどこからともなく現れたといいます。

人に怯えることなく、飼い主さんの足に擦り寄ってきたというきなこちゃん。その姿をよく見ると、体は痩せ細って薄汚れており、目の横は血を吸って膨れ上がったマダニに噛まれたままの状態だったそうです。

野良猫だったきなこちゃんと家族に

飼い主さんが保護する前日にも、きなこちゃんは同じ場所へ迷い込んできていたのだそう。そのときは飼い主さんの同僚が近所の安全な場所へと移動してあげたそうですが、この日また戻ってきてしまったのだとか。

飼い主さん：
「きなこが再び現れたその場所は人通りが多く、このままでは踏まれてしまうなどの危険がありました。いったん職場の事務所内で保護し、飼い猫の可能性も考慮して警察や保健所に問い合わせをしました。すると、迷子猫の届け出はなく野良猫であることが判明。

クリスマスイブに私の元に来てくれたことに縁を感じ、責任をもって引き取ることにしました」

動物病院でさまざまな検査をしてもらった結果、幸いなことにきなこちゃんはとくに大きな病気などは見つからなかったそう。

こうして、正式に飼い主さんの家族として迎えられることになったきなこちゃん。あれから4年が経ち、きなこちゃんはどのようなコへと成長したのでしょうか。

あれから4年、おとなになったきなこちゃんの現在の姿

現在のきなこちゃんの姿がこちら。保護当時と比べて体がほどよくふっくらし、茶白のふわふわな毛並みが美しいおとなの猫に成長しました。

きなこちゃんの性格は、「とにかく甘えん坊で“かまってちゃん”」だそう。飼い主さんと初めて会ったときから、足元に擦り寄ってくるほどの人懐っこさだったといいます。

元々のおだやかな性格もあるのか、保護した初日からまるで飼い主さんの家に以前から住んでいたかのようにくつろいでいたのだとか。

飼い主さんは、家でのきなこちゃんの様子をこのように話しています。

飼い主さん：
「家にいるときは四六時中そばにいて、1時間に1回は甘えてきます。元々『猫はクール』というイメージがあったので、いい意味で覆りました。

甘えん坊すぎるがゆえに、かまってもらえないと当てつけに壁を傷つけたりすることもあります」

飼い主さんと一緒に暮らし始めて、さまざまな一面を見せてくれるようになったきなこちゃん。日常では、ほかにもこんな姿が見られるそうです。

飼い主さん：
「とても“おしゃべりさん”で、いつも挨拶やおはなしをしてくれるので、私も返事をしたり話しかけたりしています。きなこと意思の疎通ができていると感じられて、とてもうれしくなります。

また、夜決まった時間になると自分のベッドに入って寝始めますし、朝は起こしに来てくれます。とても頼もしく『私よりもしっかりしているな〜』なんて思いますね（笑）

イタズラをしたりキャットフードの選り好みもしないコなので、とても助かっています」