休日の朝、飼い主の隣でぐっすりと眠って起きない元保護猫　安心しきった穏やかな表情が「何度見ても愛しい」

幸せな休日の様子に反響が！

飼い主さんと一緒に眠るあさひくん — 「休みの日はこの光景をずっと見ていられるので幸せです」

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@asahi_220923さんが「休みの日はこの光景をずっと見ていられるので幸せです」と投稿していた、こちらの写真。飼い主さんのベッドで気持ちよさそうに眠っている愛猫・あさひくん（撮影時2才）が写っています。

こちらの投稿は、Xで1万件の「いいね」（2025年5月14日時点）がつくなど反響がありました。投稿について飼い主さんに話を聞くと、撮影時のほっこりするエピソードが聞けました。

飼い主さん：
「あさひは私の腕まくらで眠るのが大好きで、寒い日はベッドの中で一緒に寝ることが多いです。私が仕事の日はまだ眠そうなのに一緒に起きてくれるので、『起こしちゃってごめんね……』と思いつつ起きていましたが、この日は仕事が休みだったので、好きなだけあさひと一緒にベッドでごろごろできる日でした。

撮影時は私が先に目を覚まして、このまま起きようか悩みましたが、あさひのこの顔を見たら『もうしばらく一緒にごろごろしようかな！』という気持ちになって。結局、二度寝してしまいました（笑）」

飼い主さんの腕まくらが好きなあさひくん — 別の日のあさひくん。「寒くなったからお布団いれて！腕まくらして！な猫」

飼い主さんのそばで安心しきって眠るあさひくんについて、「何度見ても愛しく思えます」と話す飼い主さん。休みの日はそんなあさひくんの姿をゆっくり眺めることができるため、「至福の時間になっている」といいます。

また、これから暑い季節になってくるため、こんな思いも。

飼い主さん：
「暖かくなるとベッドの中に入ってきてくれないので、夏がくると少し寂しい気持ちになりますね（笑）」

あさひくんは保護猫だった

保護猫だったという、あさひくん。飼い主さんは以前から夫と「猫をお迎えしたいね」と話しており、一軒家を購入して半年ほど経ったころに、夫婦で初めて保護猫の譲渡会に足を運んでみたのだとか。

そこで出会ったのが、当時生後4カ月だったあさひくんだといいます。

あさひくんは、妊娠中に保護された母猫から生まれたコでした。秋生まれのため、飼い主さんは「お母さん猫が保護されていなかったら、冬を越えられていなかったかも」と思ったそう。

そんなあさひくんと出会ったときのことについて、飼い主さんは次のように話しています。

飼い主さん：
「初めての譲渡会参加だったため、最初は『見るだけ！　見るだけ！』と言っていたのに、気づくとあさひのトライアルを申し込み、ケージなどを購入。その後、正式にあさひを家族に迎えることになりました。

あさひのほかのきょうだいたちは、すでに全員里親さんに引き取られたとのことでした。今でも夫と『こんなにいいコが最後まで残っていてくれたのは、うちに来てくれるためだったのかな』と話しています」

あさひくんってどんなコ？

こうして飼い主さん夫婦の家にやってきたあさひくんは、スクスクと成長していきました。とにかく甘えん坊で、愛情表現をたっぷりしてくれるコに成長しているのだとか。

目が合っただけでのどをゴロゴロ鳴らしてくれたり、飼い主さんたちのあとをついて回ったり。猫と一緒に暮らすのが初めてだという飼い主さんは、甘えん坊すぎるあさひくんを見ていると「まるで犬のよう！」とよく思うそうです。

そんなあさひくんは賢いコでもあるようで、こんなエピソードが。

飼い主さん：
「テーブルや冷蔵庫の上に登るという猫ちゃんたちの話をよく聞きますが、あさひは子猫のころに『テーブルの上に乗らないように』と何度か教えて以降、テーブルに乗ることはなくなりました。

『猫も教えればちゃんと聞いてくれるんだ！』と、感動したことを覚えています」

また、子猫のころからビビりで慎重派なところもあるという、あさひくん。子猫のときにジャンプしても届かなかった冷蔵庫やキッチンの流し台などは、今でも「届かないと思っている様子」なのだそう。

飼い主さんは「今なら絶対届くのに……」と、笑って話していました。

「あさひは、無償の愛を教えてくれた大事な大事な息子」

あさひくんを家族に迎えて、癒しあふれる毎日を過ごしている飼い主さん。「無償の愛を教えてくれた大事な大事な息子」だというあさひくんへ、あらためて今の思いを聞きました。

飼い主さん：
「以前はお休みの日に外出もせずにいると、なんだか1日無駄にしてしまったように思っていました。でも、今はあさひのおかげでそんなことは思わず、“おうち時間”が充実しすぎてまったく外出しなくなりました。

あさひには、ゆっくりゆっくり年を取っていってほしいと思っています。そして、その間にどなたかに猫の寿命を50才くらいに引き上げるお薬を開発していただきたいですね（笑）」

写真提供・取材協力／@asahi_220923さん／X（旧Twitter）
取材・文／雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。