「どうしてこんなところに」という場所で、小さな子猫が助けを求めていることもあるようです。
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー
@sasuke0824さんの愛猫・サスケくん(取材時4才)。
こちらの写真は、飼い主さんがXで
「#まさかこんな元気になるとは思ってなかった保護猫選手権」のハッシュタグをつけて投稿したもので、保護して間もない生後1カ月半頃のサスケくんの様子だといいます。
保護当時のサスケくんは、生死をさまようような危険な状態だったそう。飼い主さんはサスケくんの姿を見て、「なんとか生き延びてほしい」と願っていたといいます。
元気にすくすくと成長したサスケくんは、立派なおとなの猫に!
こちらは、3才に成長したサスケくんの写真。困難を乗り越えて立派に育った姿に、飼い主さんは「あんな小さくてボロボロな子猫が、こんなにもキレイな美猫になったなぁ」と感じたそうです。
サスケくんの元気な成長ぶりに、Xユーザーさんからは「すっごく大きくなったね」「おかーさんもきっと沢山の愛情を持ってサスケくんを育てたんだね」「ずっと元気で長生きしてくれますように」などの声が寄せられています。
保護当時は危険な状態だったというサスケくんは、どのような状況にいたところを助けられたのでしょうか。飼い主さんに、サスケくんとの出会いの経緯を聞きました。
壁に挟まって動けずにいたところを、レスキュー隊に救われた
当時、スーパーマーケットに勤めていたという飼い主さん。そこで壁に挟まって動けず、鳴いて助けを求めているサスケくんのことを発見したといいます。
職場にいるみんなで救助しようと試みましたがうまくいかず、レスキュー隊を呼んでサスケくんを助けてもらったのだとか。
サスケくんをなんとか保護できたものの、すぐには引き取り手が見つかりませんでした。そこで飼い主さんが、「うち来る?」と家族に迎えることになったようです。
サスケくんを動物病院につれていくと、獣医師から告げられたのは「生存率50%」だという現実。「まずは救命から」と、さまざまな処置を施してもらったといいます。
飼い主さん:
「数日後に受診すると、獣医師から『ここまでくれば大丈夫でしょう』と言われました。その言葉を聞いて、安心したのを覚えています」
サスケくんは現在4才に! 成長姿に「とても嬉しい」
取材当時、4才になったサスケくん。普段のサスケくんは臆病で寂しがり屋なコだそうですが、とても優しい性格なのだそう。かつて飼い主さんがぎっくり腰になり動けずに寝ていると、サスケくんは近くでずっと見守ってくれたそうです。
飼い主さん:
「『おなか空いた』と鳴いて呼ぶこともなく、じっとそばにいてくれました。『猫はすごいなぁ』と思いました。人の子どもではそうはいきませんから(笑)」
サスケくんはこれまでに急性膵炎や逆流性食道炎になり、何度か入院も経験したそうですが、今ではすっかり元気になりました。
サスケくんの成長ぶりに、飼い主さんは「毎日元気に遊んでいる姿や、おいしそうにゴハンを食べているところを見るととても嬉しいです」と話します。
サスケくんは「家族の一員で、我が子的な存在」
今後も獣医師と相談しながら、サスケくんが元気で楽しく過ごせるようにさまざまな努力をしたいという飼い主さん。サスケくんについて、こんな思いを語っています。
飼い主さん:
「サスケは家族の一員で、我が子的な存在です。サスケのためにできることはたくさんしてあげたいし、ずっと一緒にいたいです」
写真提供・取材協力/
@sasuke0824さん/X(旧Twitter)
取材・文/二宮ねこむ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年9月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。