猫が好き
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母猫が姿を消し、取り残された「手のひらサイズ」の子猫 保護されて「人間くさく成長」した6年後の姿にほっこり

飼い主さんに話を聞くと、写真は豆大福くんを保護したときに撮ったものだといいます。豆大福くんとはどのようにして出会ったのでしょうか。
「職場の敷地内で野良猫のお母さんが出産をしました。お母さん猫は子猫を数匹生んだ後に子猫たちを移動させたのですが、お豆を含む2匹を残してそのまま戻りませんでした。
『このままでは赤ちゃんが持たない』と思い、2匹を保護したんです」
ミルクを飲み、オシッコが出たときは涙が
「はじめはミルクもうまく飲めず、『もしかすると一晩も持たないかもしれない』という覚悟をして、つきっきりで見守りました。なんとかミルクを飲み、オシッコが出たときは涙が出たことを覚えています。
生後1カ月頃までは毎日心配で、仕事もそっちのけでお世話をしていましたね」
飼い主さんは、一番小さくてまだまだ手のかかる豆大福くんを家族に迎えることを決意。もう1匹のきょうだいは無事に里親さんが見つかり、2匹はそれぞれの“ずっとのおうち”で暮らすことになりました。
豆大福くんは6才に! どのようなコに成長した?

飼い主さんのあとをついて歩いたり、姿が見えないと探してくれたり。そんな豆大福くんの行動が、とても愛おしいといいます。
また、「私を見て育ったからか、“人間くさい”ところがあります」と、飼い主さんは豆大福くんについて話します。

「我が家には先住猫のみかん姐さんもいますが、最初の頃はみかん姐さんの拒否反応がひどく、お豆は猫とのふれあいを知らずに育ったので、猫というよりは人間くさく育ってしまったように思います」

「気づくと2本足で立っていたり、とても器用に手を使ったりするので、みかん姐さんには『怪しいやつ(猫ではない?)』と思われているようです。そういうところも含め、いつも私を笑わせてくれる楽しいコです」
時間はかかったようですが、今では2匹の微笑ましいやりとりが見られるそうです。
「一緒に過ごす時間が何よりも幸せ」
2匹の愛猫・豆大福くんとみかん姐さんとの暮らしについて聞くと、飼い主さんは次のように話していました。
「2匹は何よりの“癒し”です。そばにいてくれることが、生きる、頑張る、すべての力の源です。2匹との暮らしは、毎日の何気ないことすべてが楽しいですし、一緒に過ごす時間が何よりも幸せだと感じています」
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