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海で釣りをしているときに、溺れている子猫を発見し保護 飼い主に変化をもたらした「奇跡的な出会い」

愛猫と「奇跡的な出会いをした」という人も。Instagramユーザー@boku_to_umiさんも、そのひとり。2023年11月下旬、愛猫・うみちゃん(取材時、生後4カ月)との出会いは突然やってきたといいます。
保護当時のうみちゃん
保護当時のうみちゃん
@boku_to_umi
それは、飼い主さんがいつものように朝5時に釣りをしていたときの出来事。この日はなかなか釣れなかったといい、漁港を転々としていたのだとか。

すると、とある漁港に着いたときにどこからか猫の鳴き声が聞こえたそうです。最初は「親猫とはぐれてしまった子猫が鳴いているのだろうと思った」という飼い主さん。しかし、次の瞬間に驚きの光景を目にしたといいます。
飼い主さん:
「釣具を持って移動していたときに、海で溺れている子猫がいたんです。慌ててタモを伸ばし、子猫をすくっていました。それが、うみです
保護当時のうみちゃん
@boku_to_umi
うみちゃんを救出した飼い主さん。いつも釣りで使っているタオルが車にあることを思い出し、慌ててタオルを取りに行き、びしょ濡れのうみちゃんの体を拭いてあげたそう。

猫を飼った経験がなかった飼い主さんですが、「母猫が近くで見守っている場合がある」という話を聞いたことがあったといい、小刻みに震えているうみちゃんをタオルで包みながら、周囲を探すことに。

しかし、母猫の姿は見当たらなかったといいます。
濡れた体を乾かしてもらううみちゃん
@boku_to_umi
タオルに包んでうみちゃんの体をあたためるも、小さな体は完全に冷え切っていました。「このままでは低体温症になる可能性が高いかもしれない」と、飼い主さんはうみちゃんを連れて帰ることを決意したのでした。

最初は一時保護のつもりだったけれど…

保護翌日のうみちゃん
保護翌日のうみちゃん。病院に連れていくと、「生後1カ月半ぐらい」ということがわかったそう。
@boku_to_umi
うみちゃんを連れて自宅に戻った飼い主さんは、すぐにうみちゃんの体をキレイにしてあたためてあげました。

当時の飼い主さんは、「うみちゃんを一時保護する」というかたちで新しい飼い主さんを探すつもりだったそうですが、うみちゃんのお世話をするなかで心境に変化があったといいます。
飼い主さん:
「うみと過ごす数日で愛情が湧き、このまま家族として育てていくことにしました」

じつは猫が苦手だった飼い主さん。うみちゃんのおかげで、猫好きに!

おもちゃで遊ぶうみちゃん
@boku_to_umi
うみちゃんを家族に迎え、はじめての猫との暮らしを経験している飼い主さん。うみちゃんはものすごく“ツンデレさん”だそうで、「かまってほしい」と甘い声を出したかと思えば、なでようとすると甘噛みしてくる、なんてことがあるのだとか。
飼い主さんに甘えるうみちゃん
飼い主さんに甘えているときの様子。
@boku_to_umi
そんなうみちゃんは、保護2日目には「うみ 」と名前を呼ぶと来てくれるようになったといい、飼い主さんは「猫ってこんなにも懐くのか」と感動したそうです。
飼い主さん:
「じつは、僕は幼少期にいとこの猫に引っかかれたことがあり、猫には苦手意識があったんです。でも、うみを見ているとトラウマは薄れ、『猫ってこんなに可愛いんだ』と思うようになりました」
くつろぐうみちゃん
@boku_to_umi
突然の出会いから始まった猫との暮らし。飼い主さんにとって、うみちゃんはどのような存在になったのでしょうか。
飼い主さん:
「僕にとってうみは、トラウマをなくしてくれたり、また日々の癒しをくれる、かけがえのない存在です」
うみちゃんとの暮らしは、まだ始まったばかりです。これからも、ツンデレなうみちゃんと楽しい日々を過ごしていってほしいですね!
写真提供・取材協力/@boku_to_umiさん/Instagram
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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