外を歩いていて、ふと、そばの家の窓をみると猫が自分を見ていた。そんな瞬間は、ちょっと嬉しい気分になりますよね。しかし、猫はいつも何を見ているのでしょうか?そんな疑問にお答えするべく、さまざまな"見ているもの"をご紹介します。
車で帰ると猫の視線が集中!
車で帰宅すると、窓際で愛猫が見つめていた!なんて経験はありませんか?「えっ、帰宅時間を予知してるの?」なんて不思議に思うことも…。
猫は聴力に優れています。飼い主さんの乗っている車の音を聞き分けることも、簡単にできてしまうのかもしれません。車の音が聞こえたら飼い主さんの様子が見える窓辺に行き「おかえり」と出迎えているようにも思えますね。
立ち話をしていたら愛猫が見ていた!
家の前で立ち話をしている間中、愛猫がその様子を見ていた。なんてこともよくあります。飼い主さんをきちんと認識し、目で追っていることも。
猫は近視だといわれていますが、ある程度の距離なら飼い主さんを認識できるようです。猫は外にいる飼い主さんを見ながら「私が行けない所で何をしているの?」という気持ちでいるのかもしれません。
外にいる鳥を見ている
猫も人同様に、視界で動くものがあると反射的に見てしまいます。ベランダに訪れてくる鳥を見るのもそのためですが、その様子を窓辺から見た愛猫は「カカカッ…」と、鳴くことがあります。この声は、猫の持つ狩猟本能が刺激されて思わず出た声でしょう。そして、チョコチョコと動き回る鳥を見てしまうのです。
窓辺でうたた寝
ポカポカと日の当たる窓辺は日光浴に最適な場所なので、とくに何かを見ているわけではないのでしょう。猫は、窓辺の暖かい場所でうたた寝していることもよくあります。窓越しに見る、夢うつつな猫の表情はたまらなく可愛いですね!
"外経験"がある猫は出たがることも
保護猫の中には元ノラ猫もいます。外で暮らした経験があると、元のテリトリーを自由に歩きまわりたいと思うことも。安全面を考えると完全室内が望ましいので、室内環境を整えて気を紛らわせるようにしてあげましょう。
この他にも、外に飛んでいる虫を目で追っていたり、庭に来たノラ猫を見ていたりと猫はいろいろなものを見ています。ただボーっとしているだけではなく、猫には猫の理由があるようです。とても興味深いですね。
参考/「ねこのきもち」2018年5月号『ガラス1枚挟んであらためて気づく可愛さよ。窓越しの猫』(監修:日本女子大学生物学(動物行動学)専攻 ライターおよびヒトと動物の関係学会監事 加藤由子先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。