小鈴に手を焼いている雷蔵は、本気で向かえば勝てないわけではありません。苦手意識というものはおそろしいですね。
でも雷蔵だって、最初から小鈴にやられっぱなしだったわけではないのです。
雷蔵 VS 小鈴 〜episode0〜
小鈴を迎えた当初、明らかに歓迎しているふうではなかったのに、妙になつかれてしまった雷蔵。
子猫特有の「いつでもどこでもおかまいなしアタック!」に対抗するために編み出したのは……。
名付けて、必殺……『大人げない』!
リーチの長さを利用した卑怯……もとい、見事な戦法ですね。
その必殺技はしばしば小鈴の突進を阻むことに成功していたようですが、
小鈴の成長と共に片手ではとても防げないようになりました。
もはや雷蔵のこと、おもちゃ扱い?
ところで前回、小鈴は小梅に弱いというお話をご紹介しました。
では、わが家で雷蔵がいちばん弱いのかといえば、そう単純な話でもありません。
たしかに小梅が小さいときは、雷蔵もやられ放題でした。
それが、大人になるにつれ、なぜか小梅にはどんどん強気に仕掛けるようになった雷蔵。
小梅のほうも雷蔵とは体格差があるためか、応戦……というよりは、まともに組み合わないよう必死です。
結果的にダメージを与えていることも多いですけれども!
そんな小梅ですが、けっしてひとり静かに過ごしているタイプではないのですよ。
と言うのも、彼女はひとり遊びが大得意!
みずから放り上げたおもちゃに飛びかかって遊びます。
トレーニングレベルのその遊びっぷりは、もはや孤高のアスリートのよう。
とはいえ、人間に対しては甘え上手な女王さまなのです。