猫が好き
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カラスに狙われていた生後3週齢の子猫を保護→家族に迎えてもうすぐ2年、優しい“お兄ちゃん”へと成長中!

飼い主さんは、きゅんくんとどのようにして出会い、現在どのような日々を過ごしているのでしょうか。ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さんに2回に分けてお話をうかがいました(1回目取材時、生後推定2カ月/2回目取材時、推定1才10カ月)。
カラスに狙われていたところを保護された

すると、乾いた側溝の中にきゅんくんがいたのでした。
「父によると近くに親猫やきょうだい猫はいなくて、カラスに狙われていたきゅんは、助けを求めるようにニャーニャーと鳴いていたそうです。きゅんをどこか別の安全な場所に移そうと、父はきゅんを抱き上げたそうですが、あまりにも小さいので家に連れて帰ることにしたらしいです」

保護当時は430gほどと小さかったきゅんくん。しばらく実家でお世話をしたのち、離乳食からカリカリのゴハンになったタイミングで飼い主さんの家で暮らすことになったのでした。
甘えん坊で暴れん坊! 大変なことよりも「きゅんの可愛さが大勝利」の日々

そんなきゅんくんはとっても甘えん坊で反応が可愛らしく、飼い主さんたちはきゅんくんにメロメロだったようです。
「料理をしていると足元に座ってきたり、お昼寝をしていると一緒に寝てくれたりします。お風呂に入っていると、中まで入ってきてお風呂の蓋の上でくつろいでいたりも。
きゅんはバスマットが大好きなのですが、同じものが2枚あったので1枚をケージの中に入れてあげると、その日はずっとその上でゴロゴロしていて、こっちまで嬉しくなりました。おもちゃを買ってきてあげれば、100均のものでもただのぬいぐるみでも、全力で大喜びして遊んでくれるので、本当に可愛かったです」

愛らしいきゅんくんに日々癒されている飼い主さんですが、そのなかでも特に印象に残っている瞬間を教えてくれました。
「第一子を妊娠中でつわりがひどくて寝込む時期には、きゅんがずっとそばにいて一緒にゴロゴロしてくれて嬉しかったです。退屈もせず、一番可愛い子猫の時期にずっと一緒にいられて幸せでした。
じつは、きゅんが生まれたと思う日と、赤ちゃんがお腹に来た日が同じで、双子がうちに来たような気持ちでした。私が幸せな気持ちでゆっくり休めるように、きゅんがうちに来てくれたのかも……なんて思っています」

「この前の猫エイズの検査で残念ながら陽性が出てしまい、1才になるころに再判定となりました。まだわかりませんが、もし短い命だったとしても、その時間でたくさんの幸せを感じてもらえるようにしたいです。
また、今は暴れん坊ですが、第一子が生まれるころにはもう少し落ち着いてくれたらいいなと(笑) いいお兄ちゃんになってくれたら嬉しいですし、きゅんと赤ちゃんの可愛い姿を見るのが今から楽しみです!」
【その後に迫る!】きゅんくんは1才10カ月に あれからどんなコに成長した?

遊んでくれるとなればどんなときでも遊びを優先するような、やんちゃで遊び好きなコに成長したそうです。

“お兄ちゃん”になったきゅんくん 今後も楽しみ!


「最近、息子はハイハイができるようになりました。息子は優しいきゅんのことが大好きなので、いつも一緒に遊ぼうと頑張っており、きゅんは逃げつつも遊ぶのが楽しいときもあるみたいです。
息子はこれからどんどん大きくなっていきます。それと同時に、『私たち夫婦ときゅんはこの家で一緒に老いていくのだなぁ』と、しみじみ感じることがあります。
ふたりがうちに来てくれて、幸せでいっぱいです。これからも一緒に楽しい時間を過ごしたいです」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年4月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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