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カラスに狙われていた生後3週齢の子猫を保護→家族に迎えてもうすぐ2年、優しい“お兄ちゃん”へと成長中!

「こんなに人好きなコが、人のもとで幸せそうに暮らす姿を見ると、あのとき保護できて本当によかったなと思います」と話すのは、Instagramユーザー@kyunnekoさん。
まったりするきゅんくん
まったりするきゅんくん。
@kyunneko
愛猫・きゅんくんは保護猫でした。危険な状況にいたところを保護されたのだそうです。

飼い主さんは、きゅんくんとどのようにして出会い、現在どのような日々を過ごしているのでしょうか。ねこのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さんに2回に分けてお話をうかがいました(1回目取材時、生後推定2カ月/2回目取材時、推定1才10カ月)。

カラスに狙われていたところを保護された

保護当時のきゅんくん
保護当時のきゅんくん。
@kyunneko
きゅんくんのことを保護したのは、飼い主さんの父でした。とある日、父がウォーキングをしていたところ、カラスが10羽以上たまっている場所を見つけたのだそう。その横を通ったときに、突然「ニャー」と大きな声が聞こえ、声がするほうを見てみることに。

すると、乾いた側溝の中にきゅんくんがいたのでした。
飼い主さん:
「父によると近くに親猫やきょうだい猫はいなくて、カラスに狙われていたきゅんは、助けを求めるようにニャーニャーと鳴いていたそうです。きゅんをどこか別の安全な場所に移そうと、父はきゅんを抱き上げたそうですが、あまりにも小さいので家に連れて帰ることにしたらしいです」
見つめるきゅんくん
見つめるきゅんくん。
@kyunneko
きゅんくんを保護した日に父から連絡をもらった飼い主さんは、すぐに実家に会いに行くことに。その日のうちにきゅんくんを動物病院に連れていくと、生後約3週齢ということがわかったそうです。

保護当時は430gほどと小さかったきゅんくん。しばらく実家でお世話をしたのち、離乳食からカリカリのゴハンになったタイミングで飼い主さんの家で暮らすことになったのでした。

甘えん坊で暴れん坊! 大変なことよりも「きゅんの可愛さが大勝利」の日々

お腹を出すきゅんくん
お腹を出すきゅんくん。
@kyunneko
きゅんくんの印象について「最初はおとなしいコだと思っていた」と話す飼い主さん。しかし、実際には思っていた以上に元気いっぱいで、よく暴れていたとのこと。飼い主さんたちが出かける気配を察知すると、暴れがちだったのだとか。

そんなきゅんくんはとっても甘えん坊で反応が可愛らしく、飼い主さんたちはきゅんくんにメロメロだったようです。
飼い主さん:
「料理をしていると足元に座ってきたり、お昼寝をしていると一緒に寝てくれたりします。お風呂に入っていると、中まで入ってきてお風呂の蓋の上でくつろいでいたりも。

きゅんはバスマットが大好きなのですが、同じものが2枚あったので1枚をケージの中に入れてあげると、その日はずっとその上でゴロゴロしていて、こっちまで嬉しくなりました。おもちゃを買ってきてあげれば、100均のものでもただのぬいぐるみでも、全力で大喜びして遊んでくれるので、本当に可愛かったです」
寝転がるきゅんくん
寝転がるきゅんくん。
@kyunneko
飼い主さんはもともと犬派で、猫と暮らすのは初めての経験。しかし、あまり大変だと感じることはないといい、それよりも「きゅんの可愛さが大勝利している」のだとか。

愛らしいきゅんくんに日々癒されている飼い主さんですが、そのなかでも特に印象に残っている瞬間を教えてくれました。
飼い主さん:
「第一子を妊娠中でつわりがひどくて寝込む時期には、きゅんがずっとそばにいて一緒にゴロゴロしてくれて嬉しかったです。退屈もせず、一番可愛い子猫の時期にずっと一緒にいられて幸せでした。

じつは、きゅんが生まれたと思う日と、赤ちゃんがお腹に来た日が同じで、双子がうちに来たような気持ちでした。私が幸せな気持ちでゆっくり休めるように、きゅんがうちに来てくれたのかも……なんて思っています」
見つめるきゅんくん
見つめるきゅんくん。
@kyunneko
危険な状況にいたところを保護され、あたたかい居場所を見つけたきゅんくん。飼い主さんはきゅんくんとの出会いを振り返り、どのようなことを思うのでしょうか。
飼い主さん:
「この前の猫エイズの検査で残念ながら陽性が出てしまい、1才になるころに再判定となりました。まだわかりませんが、もし短い命だったとしても、その時間でたくさんの幸せを感じてもらえるようにしたいです。

また、今は暴れん坊ですが、第一子が生まれるころにはもう少し落ち着いてくれたらいいなと(笑) いいお兄ちゃんになってくれたら嬉しいですし、きゅんと赤ちゃんの可愛い姿を見るのが今から楽しみです!」

【その後に迫る!】きゅんくんは1才10カ月に あれからどんなコに成長した?

くつろぐきゅんくん
おとなになったきゅんくん。
@kyunneko
それから月日は流れ、きゅんくんは1才10カ月(取材時)のおとなの猫になりました。保護当時は430gだった体重は今は6kgになり、「とても大きな猫になりました」と飼い主さん。

遊んでくれるとなればどんなときでも遊びを優先するような、やんちゃで遊び好きなコに成長したそうです。
飼い主さんの手にあご乗せするきゅんくん
2024年におもちゃを誤飲し、開腹手術を受けたというきゅんくん。予期せぬ出来事に飼い主さんも大変心配したそう。退院後のきゅんくんは飼い主さんに擦り寄って膝の上にずっと乗っていたといい、「不安だったのだなぁと思いました」と飼い主さん。
@kyunneko
また、子猫時代に受けた猫エイズは陽性でしたが、再検査の結果は陰性だったそう。飼い主さん家族はホッとひと安心したそうです。

“お兄ちゃん”になったきゅんくん 今後も楽しみ!

人のような寝姿でまったりするきゅんくん
人のような寝姿でまったりするきゅんくん。
@kyunneko
2024年に飼い主さん夫婦の間に第一子が生まれ、“お兄ちゃん”になったきゅんくん。その後に引っ越しをするなど落ち着かない日が続いたこともあったそうですが、きゅんくんは新しい環境に慣れてくれた様子で、今はのびのびと暮らしているようです。
お子さんの1才の誕生日の記念写真
お子さんの1才の誕生日の記念写真。
@kyunneko
きゅんくんとお子さんの関係を見守りながら、充実した毎日を過ごしている飼い主さん。あらためて、きゅんくんたちへこんな思いを語っていました。
飼い主さん:
「最近、息子はハイハイができるようになりました。息子は優しいきゅんのことが大好きなので、いつも一緒に遊ぼうと頑張っており、きゅんは逃げつつも遊ぶのが楽しいときもあるみたいです。

息子はこれからどんどん大きくなっていきます。それと同時に、『私たち夫婦ときゅんはこの家で一緒に老いていくのだなぁ』と、しみじみ感じることがあります。

ふたりがうちに来てくれて、幸せでいっぱいです。これからも一緒に楽しい時間を過ごしたいです」
写真提供・取材協力/@kyunnekoさん/Instagram
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年4月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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