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猫は「死ぬ前に姿を消す」って本当なの?気になる真相を徹底解説!
その真相に迫るべく、今回ねこのきもち獣医師相談室の先生に話を聞いてみることに!
実に猫らしい「なるほど」と納得できる理由がありました。
「猫は死ぬ前に姿を消す」の真相
「おそらく、人間以外の動物には死という観念はないだろう、と考えられています。
猫が自分自身の死を知ることができないのなら、死ぬ前に姿を消すこともできないのではないでしょうか」
「野良猫や自由に外へ出ている猫は、突然の事故に遭ったり、ケガをして亡くなってしまうことがあります。
傷を癒そうとして身を潜めているうちに、亡くなってしまったり帰れなくなってしまうこともあります。
発情期に遠くまで放浪してしまった、テリトリー争いで追い出されてしまったという理由で、帰れなくなる猫もいます」
「また、猫は体調の悪さをギリギリまで隠して、いつもと変わらない行動をとる傾向にあります。体調不良のまま外出してしまい、帰れなくなるケースもあるでしょう。
理由はさまざまですが、突然、愛猫や世話をしていた猫が姿を消してしまって、死に際を見守れなかったという経験をした飼い主さんは少なくないと思います。
このようなことから、『猫は死ぬ前に姿を消すことがある』と言われるようになったのではないかと思いますね」
飼い猫でも、具合が悪いときは「静かな場所」で休みたがる傾向が
「自然界では、多くの動物がケガや病気で体力が落ちると、ほかの動物の攻撃対象にならないために、落ち着ける静かで安全な場所に身を潜めて動かずに、体力の回復を図ります。
室内で飼われている猫も、体調が悪くなると人目につかない静かな場所で休もうとすることがあります。
飼い主さんが気づかないまま回復が遅れたり、そのまま亡くなってしまうと、姿を消したと思われることもあるでしょうね。
多くの場合、猫は死ぬ前に姿を消すのではなく、体調の回復を図るために姿を消す、と言えるのではないでしょうか」
姿を消してしまう前に、飼い主さんは愛猫の体調不良に気づいてあげたいですね。
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/Honoka
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