猫が好き
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泥だらけで粘着剤がついた野良の子猫を保護→当時からは想像できない「今の姿」
仕事帰りに、植木の中で「みゃお〜んみゃお〜ん」と鳴いている子猫を発見
しばらく子猫の様子を見守った飼い主さんご夫婦は、心配しつつも一度帰宅することに。しかし、子猫のことが心配で頭から離れなかったといいます。そして、翌日の天気予報が雨だということを知ると、「まだ子猫がいたら今度は保護しよう」と、ダンボールを持って再び子猫のもとに向かうことに。
再び子猫を探しに行くと…
猫を飼うことが初めてだという飼い主さんご夫婦は、もちろん子猫を保護するのも初めてのこと。夜だったので動物病院もやっておらず、ひとまずコンビニで猫缶を買って子猫に与えてみることに。お腹が空いていたのか、子猫は警戒しながらも猫缶を勢いよく食べたのだそうです。
泥で汚れている体を洗ってあげると、驚きの事実が!
お腹のあたりのベトベトの汚れがとれないのが気になりながらも、子猫の体調などを診てもらうために、そのまま動物病院につれていくことに。
すると、お腹の汚れは粘着剤によるものだったことが判明します。先生によると、「ネズミ捕りの罠などに引っかかったのではないか」とのことだったそう。
そこで家に帰り、粘着剤をとるための対処として小麦粉をベトベトのところへ練り込み、ほぐしてバリカンで毛をカットしたのだそうです。
「これがまた大変な作業で、2時間程やっていました。子猫は、すべてを諦めたかのような表情をしてじっとしていましたが、やっている間にウトウトしてきて寝てしまいました。
男のコだったのですが、お腹の毛をバリカンでカットして毛がなくなった子猫を見たとき、『これじゃお嫁にいけないかもしれない…』と思い、そのときにうちでこのまま迎えようと決心しました。
もともと猫が大好きで、『いつか縁があれば猫を迎えたい』と思っていましたが、本当に突然だったので…保護した当初はまだ何も用意もなく、猫を飼った経験もなかったので保護ボランティアさんに相談しようとも考えていました。でも、今思えばこれが縁だったんだと思います」
出会った頃からは想像できない、甘えん坊なコに!
でも、みゃおちゃんと根気強く向き合い続けると、保護して4日目には、みゃおちゃんはゴロゴロと喉を鳴らしてくれるまでになったのだそう。
「突然大きな人間に捕まって、すごく怖かったんだと思います。危険なことをしないとわかってくれてからは本当に甘えん坊になりました」
「朝起きると、みゃおは喉をゴロゴロ鳴らしながら顔、とくに鼻のあたりをベロベロ舐めて甘えてきます。ベロがトゲトゲしているので顔が痛いですが…(笑) かまってほしいときは、『みゃあみゃあ』とよくお喋りします。
どの猫ちゃんもそうかもしれませんが、肉球が香ばしくていいニオイがするんですよ。寝ているときに肉球に顔を近づけてニオイを嗅ぐのが至福です。あと私は、みゃおのぷっくりしたマズルが大好きです!」
みゃおちゃんがいる生活が当たり前に
「まだ一緒に暮らして4カ月しか経ってないなんて信じられないくらい、みゃおがいる生活が当たり前になりました。みゃおがいない生活なんて今は考えられません。 気づけばいつもそばにいて、遊ぶときは全力で遊んで。ときにどんくさい行動で私たちを笑わせてくれます」
「みゃおが元気に過ごしてくれるだけで幸せだなと思いますが、とくに安心してスヤスヤ眠っているところをみると『本当にうちに来てくれてよかったなぁ』と感じます。
大好きなおもちゃで遊ぶときは、本当に目がキラキラしていてウキウキしているのがわかるので、私も一緒に『たのしいね〜〜!たのしいね〜〜!』と言いながら遊んでいます」
「みゃお、うちに来てくれてありがとう! これからもずーっと一緒にいようね。でも、 シンクの中に入るのはやめてね(笑) 大好きだよ!」
飼い主さんご夫婦にとって、かけがえのない存在となったみゃおちゃん。「いつか縁があったら猫を迎えたい」と思っていた飼い主さんご夫婦に、幸せをもたらしてくれているようです。
みゃおちゃんとの生活はまだ始まったばかりで、これからも楽しいことがたくさん待っているはず。みゃおちゃんの今後の成長も、あたたかく見守っていきたいですね!
飼い主さんご夫婦のもとで幸せに暮すみゃおちゃんの様子は、ぜひInstagramでチェックしてみてください。
取材・文/雨宮カイ
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