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猫は人がかわいいと思う鳴き方ができるよう進化した!? 猫語にまつわる雑学3選

猫友との会話を充実させて、コミュ力をアップするために、「猫語」にまつわる雑学を知っておきましょう。今回は、動物看護師の小野寺温先生、猫の心理学者の髙木佐保先生、ペットクリニック院長の重本仁先生のお三方に、お話を伺いました。

猫が鳴いたら反応すると、よく鳴くようになる!

黒白猫の佐助ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
小野寺先生によると、猫は人が反応した鳴き方を学習して覚えるそうです。そのため、猫が鳴いたときに反応すると、よく鳴くように。逆に鳴き声を抑えてほしい場合は、適度に無視をするといいでしょう。
また、鳴かなくても飼い主さんが要求を満たしてくれる場合は、鳴かなくなる傾向にあるようです。

笑顔とやわらかい声で返事を

猫は凝視されるのが苦手ですが、笑顔になると目が細くなるため、猫を安心させられる効果があります。そのため、猫にはできるだけ笑顔で接しましょう。
また、猫は少し高めのやわらかい声を好むため、声のトーンを調整するのもおすすめです。

鳴き声が聞こえない「サイレントニャー」をする猫も

鳴くように口を動かしていても声が聞こえないようなら、「サイレントニャー」をしている場合も。これは猫の声が高すぎて、人が聞き取れない周波数になっているからだといわれています。

猫は人がかわいいと思う鳴き声に進化した!

サイベリアンのさくらちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の祖先であるリビアヤマネコの鳴き声と比較すると、飼い猫の鳴き声は人の心に効果的にアピールできるように、人がかわいいと思う声に進化しているようだと、教えてくださった髙木先生。
かわいい鳴き声の猫は、人からよりゴハンをもらって、生き延びることが多かったのかもしれません。

猫も「声変わり」をする!

ロシアンブルーのレグルスちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
一般的に、猫の声帯は生後6カ月前後で完成します。これに合わせて声の質も変化し、甲高い声から少し低めで安定した声に。重本先生によると、これがいわゆる人の「声変わり」に該当するといえるのだそう。
なお、子猫の頃よく鳴くのは、母猫に面倒を見てもらうためだといわれています。

ゴロゴロ音には治癒効果がある

猫はゴロゴロ音によって、ほかの動物よりも骨折などの治癒が3倍早い傾向に。猫のゴロゴロ音の周波数は骨密度を高める周波数と一致し、この効果は人の骨折治療にも活かされています。
愛猫の近況についてはもちろん、これらの雑学は話のネタにはもってこい。魅力的な猫たちの生態について理解が深まると、猫への愛もさらに強くなります。ぜひ今回伺った内容も参考に、楽しいコミュニケーションをとってくださいね。
お話を伺った先生/小野寺温先生(帝京科学大学講師 動物看護師)、髙木佐保先生(猫の心理学者 日本学術振興会特別研究員)、重本仁先生(王子ペットクリニック院長)
参考/「ねこのきもち」2022年3月号『解けば“コミュ力”アップ! 鳴き声×動作から読む 猫語クイズ』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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