猫と暮らす
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猫に「わざと」踏まれたと感じたことはある? 飼い主を踏んでくる猫の心理は
今回は、「愛猫にわざと踏まれた」と感じたシチュエーションを調査。さらに、飼い主さんを踏む猫の心理について、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に伺いました。
愛猫に「わざと踏まれた」と感じた経験はありますか?
回答をお寄せくださった方は222名。そのうちの74%にあたる164名のかたが、「愛猫にわざと踏まれた」と感じたことがあると回答されています。
どんなときに「愛猫にわざと踏まれた」と感じる?
・「寝ていると何度も往復してふくらはぎを踏んでくる。絶対避けられるのに」
・「フードを欲しがっているのに時間をみて我慢させていると、足元をウロウロして足の甲を踏んで通っていきます」
・「こたつなどに寝転がっていると、十分に通る幅は有るのに踏んづけて行く」
・「横になっているときに、飛び越えられるところをわざと踏んで通過していった」
・「早朝にゴハンが食べたい時など、わざわざお腹から足まで踏みながら通っていく」
・「おやつや遊びの要求を待たせている時、拗ねてわざと踏んで行く」
・「朝寝ているとゴハンの催促時に毎回踏まれます」
・「帰りが遅くなると、足をちょこんと踏む」
・「寝る時に踏みながら良き場所を探して移動します。毎日ですね」
・「朝起こしてくる時、全体重で“のしっ”と乗って通過していく」
・「なにか伝えたいときなど、足元に来て顔を見つめてそっと足を踏む(足を置く)」
・「甘えてきたけど構ってあげられない時、足を踏まれることはあります。ごめんねって思うので、後でいいコいいコしてあげます」
・「寝る前になでて欲しいらしく、寝ている私の上を歩きながらやってくる」
皆さん、さまざまな場面で愛猫に踏まれていることがわかります。なかでも、「飼い主さんが寝ている時」や「ゴハンやおやつを待たせている(準備している)時」などのシチュエーションが多いようです。
飼い主さんを踏む猫の心理とは?
彼らは本当に、「わざと」飼い主さんを踏んでいるのでしょうか? 獣医師の岡本りさ先生にお聞きしました。
――猫と生活されている飼い主さんの中には、愛猫に体を踏まれたとき、「わざわざ(わざと)踏んできた」と感じるかたが多いようです。飼い主さんを踏む猫は、一体どのような心理なのでしょうか?
岡本先生:
「猫が飼い主さんをわざわざ踏む心理としては、“自分に気づいてほしかったから”という理由が考えられます。また、わざとではなく、”ただ単に通り道だったから”飼い主さんを踏むというケースもあると思います」
――ありがとうございました。
飼い主の皆さんから寄せられた回答からは、「わざと踏まれた」と感じながらも猫ちゃんへの愛情があふれていました。アンケートへのご協力、ありがとうございました!
取材・文/藤真もとみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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