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気になる猫のお留守番! 帰宅後にするべきアフターケアとは

愛猫のお留守番が長時間となると、留守の間にトラブルが起きていないか気になりますよね。
そこで今回は、獣医師の徳留史子先生に、飼い主さんが帰宅後にするべき3つのアフターケアについて聞きました。

1. 室内の安全チェック

マンチカン・ロングヘアの福太郎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
留守番中に愛猫がどう過ごしていたかは、室内を見ればわかるといいます。できれば帰宅後すぐに、室内の安全確認をしましょう。

誤食していないか

細かいものがなくなっていたり、破損したりしていないか確認します。元気がない、または何度も吐く場合は、すぐに受診を。

水やフードが減っているか

水やフードの減った量を確認しましょう。まったく量が減っていない場合、不安や不満が原因だったり、病気のサインだったりすることもあるので、専門医に相談を。

また、水が異常に減っている場合は、おしっこの病気の可能性があるので要注意です。

吐き跡がないか

健康な猫だと毛玉の吐き戻しやフードの一気食いで吐くことが多いですが、誤食やそのほかの病気、ストレスや中毒の場合も。吐いたものをよく見て確認しましょう。

壁などに爪とぎしていないか

不安やイライラから、猫によっては爪とぎ器以外の場所で爪とぎをすることがあるので、要注意です。
とくに、壁や扉などの角に爪とぎをする猫は多いので、よく確認をしましょう。

粗相していないか

相当な緊張状態にある場合やトイレに不満がある場合に、粗相をすることが多いです。
複数飼いの場合、猫同士の関係性が原因で緊張している可能性もあるので、その場合は専門医に相談してみましょう。

2. トイレ掃除・フードを与える

MIXミケのリコちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
室内の安全確認が終わったら、2大欲求を満たすため、トイレ掃除をしてフードを与えます。

多くの猫は留守番中に汚れたトイレに不満を感じていて、排泄を我慢していた可能性もあります。そのため、優先的にトイレのお世話をしてあげましょう。その際、排泄物の形や色に異変がないかも確認します。

フードを欲しがる場合はフードを優先

お腹が空いていて、帰宅後にフードを要求してくる猫も多いです。その場合は、フードを優先的に与えます。
待ち望んでいたため急いで食べてしまう猫もいるので、ゴハンの準備をしたら名前を呼ぶなどして、声をかけて落ち着かせてから与えるようにしましょう。

3. コミュニケーションを取る

MIXの五郎くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
部屋や愛猫に異常がないことが確認できたら、コミュニケーションを補いましょう。

喜ぶ部位をなでる

触れられるのが好きな猫なら、飼い主さんのぬくもりが恋しかったはずです。愛猫が喜ぶ部位を、たくさんなでましょう。
やさしく声をかけながらなでてあげれば、愛猫にとって至福のひとときになりますよ。

猫の好きなおもちゃで遊ぶ

留守番中に「ひとり遊び」はできるので、猫にとっては、飼い主さんが帰ってきたからこそできる遊びが喜びになります。
ボールを投げたり、じゃらしおもちゃを動かしたりして、コミュニケーションをとりつつダイナミックな動きができる遊びを5分ほどしてあげましょう。

思う存分ニオイを嗅がせる

猫はニオイで情報収集をする動物です。そのため、帰宅した飼い主さんが外から運んできた、嗅ぎ慣れないニオイが気になって仕方ありません。

お世話がひと通り終わったら、ソファに座るなどして、愛猫の気がすむまでニオイを嗅がせてあげましょう。
人と生活するうえで、猫の留守番はつきものです。帰宅後にアフターケアをしっかりしてあげれば、愛猫も安心して過ごせますよ!
お話を伺った先生/徳留史子先生(小動物診療所獣医師)
参考/「ねこのきもち」2018年4月号『留守番中の様子も公開!ちょっとの心がけで、絆はもっと強まる 猫の留守番ビフォーアフターにすること』
文/江村若奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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