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吐き戻しが多い、ウンチが固くなる 愛猫の「健康の困りごと」実例と解決策

フードの吐き戻しなど、猫の健康に関する困りごとはどう改善すればいいのでしょうか。今回は、飼い主さんがやってよかったと感じた「猫の健康の困りごとを解決した食事の工夫」について、獣医師の小林清佳先生の解説とともにご紹介します。

吐き戻しが多い猫には「フードを分けたら」よかった!

ゴハンを待つ茶トラ猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「愛猫は吐くことが多いので、いろいろと試行錯誤した結果、1日の分量を2~3時間おき計6回ほどに分け、1回分を2皿に分けて与えることで落ち着いています。食後すぐに水を飲んでも吐きやすくなるので、水も一気に飲まないように気をつけています」(神奈川県 K.A.さん)

小林先生から「“ちょこちょこ食い”は猫の食性に合っています」

フードの早食いが原因でおう吐をする猫はとても多く、その場合は1日分のフードを小分けにして与えるのが効果的。猫は自然界でも、1日に何度も“ちょこちょこ食い”をする動物なので、小分けにするほうが猫の食性に合っています。

ただし、この方法で改善する場合は様子を見てよいですが、改善しない場合は別の理由でおう吐している可能性もあるので、早めに動物病院を受診しましょう。

空腹時間が長いせいでおう吐する猫には「自動フード供給器を使ったら」よかった!

自動給餌器でゴハンを食べるアメリカンショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「保護猫ハウスからゆずり受ける際、『食事は1日2回でいいですよ』といわれましたが、空腹時間が長いせいか早朝によくおう吐していました。そこで、自動フード供給器を導入。早朝から22時半まで、1日4回にわけて与えるようにしたら、早朝のおう吐がなくなりました」(愛知県 S.I.さん)

小林先生から「空腹時間を長くしない対策が効果的」

空腹時に胃液などを吐く場合は、胃炎傾向があると考えられます。空腹の時間が長くなると胃酸が分泌されて吐きやすくなるので、小分けにして与えるのがいいですね。飼い主さんの就寝中に自動フード供給器を取り入れるのも、とてもよいアイデアだと思います。

ウンチが固くなる猫には「お湯でふやかしたら」よかった!

ゴハンを食べるロシアンブルー
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「愛猫のウンチが固くなることがあるので、そんなときはドライフードにお湯を混ぜて、ふやかして与えています。そうするとウンチの固さもほどよくなり、早朝に慌てて食べた際に吐くことも減りました。また、一気に食べないように量は少なめにして与え、様子を見て追加しています」(大阪府 H.S.さん)

小林先生から「しっかり水分がとれていてGOOD!」

ドライフードをふやかすと食べない猫もいますが、このケースではしっかり食べて調子もよくなっているので、とてもよいですね。ウンチが固くなくても、日常的にふやかして与えてもいいかもしれません。

体重が増えやすい猫には「ウエットに替えたら」よかった

ウエットフードを食べる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「愛猫は体格がよく、体重もずっしり。ドライフードを与えていると体重が増える一方だったので、ダイエットのためにウエットフードに変更。現在、適正体重に落ち着いています。オシッコもしっかり出ているので、水分も充分に補給できているようです」(大阪府 E.Hさん)

小林先生から「食欲旺盛で肥満傾向の猫にはウエットが合っています」

ウエットフードの約80%は水分なので、同じカロリー量を与えた場合、ドライフードよりもウエットフードのほうがかさが大きくなり、満足感が高くなります。食欲旺盛で肥満傾向の猫には、ウエットフードを与えるのがよいですね。

膀胱炎の症状が出ていた猫には「ドライとウエットを組み合わせたら」よかった!

ゴハン皿の前に座る黒白猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「一時期は、半年に1度くらいの頻度で膀胱炎の症状が出ていた愛猫。当時はドライフードだけを与えていたのですが、水分摂取が大切だと知って、ウエットフードを4割ほど組み合わせて与えるようにしたところ、症状が出る頻度が減りました」(長崎県 S.Oさん)

小林先生から「ウエットフードでの水分摂取が効果を発揮」

水分摂取量が少ないと、オシッコが濃くなり、排尿回数も減って、尿石症や膀胱炎にかかりやすくなります。積極的に水を飲まない猫には、ウエットフードを取り入れるのが効果的です。
吐くことが多い、便秘や下痢気味などの健康の困りごとは、フードを替えると改善するケースも多いので、一度見直してみるとよいでしょう。ただし、症状が続く場合は病気の可能性もあるので、できるだけ早めに動物病院に相談してくださいね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2026年4月号『こうして愛猫の困りごとが解決しました。やったらよかった!食事の工夫』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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