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猫と犬の祖先は同じ動物だった!?「見た目」が違うのには生活環境が関係していた

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猫と犬は今でこそまったく違う動物ですが、祖先は同じ「ミアキス」という動物だったと考えられていることをご存じでしょうか? 今回は、猫と犬が違う動物になった背景や、犬と猫の体の構造(見た目)の違いなどについて解説します。

ベッドで一緒に犬と猫
ajr_images/gettyimages

猫と犬の違いは約3000万年以上前に生まれた!?

マンチカンと犬
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

約5000万年前、猫や犬の祖先とされるミアキスが誕生したといわれています。そして、その後の約3000万年以上前に、ミアキスは森と草原に分かれて暮らすようになりました。

森に入った一部のミアキスは、場所に合わせて進化するうちに、イエネコの祖先であるヤマネコに、草原で暮らすようになった一部のミアキスは、犬の祖先に近いオオカミに進化したと考えられています。

ちなみに、森で暮らしてきたヤマネコのうち、住む場所を半砂漠地帯に移したヤマネコも。これがイエネコの直系の祖先・リビアヤマネコです。

生活環境に合わせて進化! 猫と犬の体の構造(見た目)はこんなに違う!

ロシアンブルー
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

このようにして違う動物になった猫と犬。同じミアキスを祖先にもつという点では、大まかな輪郭やパーツの位置などで共通する点は多いですが、猫は高さのある木々が密集する森で生きるために、犬は広々とした草原で暮らすために、それぞれ違う体の構造(見た目)に進化しました。

猫は犬よりも鼻が小ぶり

猫は鼻が小さいぶん、犬の嗅覚には及びません。なんと犬の嗅覚が人の約100万倍なのに対し、猫は25万倍ほどとされているのです。これは、開けた地で遠くの敵や獲物をニオイで察知していた犬より、森で暮らしていた猫の生活範囲が狭かったことが関係していると考えられています。

猫は犬よりも体が柔軟

猫は森で木々を渡り上下運動をしてきたため、草原で走るために筋肉が発達した犬に比べて、柔軟性のある体をしています。また、木をつかんで登っていたこともあり、猫は前足で物を挟むこともできますが、犬はできません。

猫は犬よりも瞳孔が縦長

犬や人の瞳孔は常に丸形ですが、猫の瞳孔は明るい場所だと線状になるので、丸形より瞳孔を小さくできます。これは、木が生い茂って薄暗いという森の特性や、獲物が夜行性であったことなどから、暗がりでも光を集めやすい構造でありつつ、昼は光が入る量を制限する必要があったためとされています。

猫は犬より歯が少なくマズルが小さめ

草原で暮らす犬は、獲物にたくさん噛みついて狩りをします。一方、障害物が多く、長期戦の狩りには不向きの森で暮らす猫は、一撃で獲物を仕留められるよう、犬歯(=牙)が発達しました。そのぶん、猫は歯の本数を必要としなかったのでマズルは短め。ちなみに、犬の歯は42本あるのに対し、猫は30本です。

猫と犬は行動や性格、好みにも違いが……

仲良し
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

猫と犬は見た目以外にもさまざまな違いが生まれました。

例えば、犬は仲間と縄張りを共有していたので、自分の居場所を主張する意味でオシッコをかけてマーキングをします。しかし、単独行動をしていた猫は基本的に自分の居場所を知られたくないので、とくにテリトリー外での排泄は隠そうとする性質が。飼い猫が排泄後にトイレ砂をかけるのは、その名残です。

また、群れをなして暮らしていた犬に対し、“自分以外みんな敵”という環境で生きてきた猫は、1匹でいることに犬ほど不安を感じません。むしろ無理に人が接しようとすると、襲われると勘違いし、警戒してしまうこともあるでしょう。

ほかにも、広い草原で暮らした犬は運動量が多いので、水分摂取のために果物も食べましたが、猫が元来食べるのは肉のみ。森から出て半砂漠で暮らしていた頃は、果物にありつけることもなかったですし、果物の酸味は肉の腐敗臭を思わせるので苦手な傾向があるようです。

猫や犬の本能や習性を尊重したお世話をしよう

仲良しコンビ
ねこのきもち投稿写真ギャラリー

猫と犬は同じ祖先をもちますが、その後の生活環境などの違いから、まったく違う動物に進化したことがわかりました。猫や犬と暮らしているかたは、それぞれの本能や習性を尊重した生活環境を提供してあげられるといいですね。

参考/「ねこのきもち」2018年1月号『2018年は戌年 読めばもっと「猫愛」深まる♪ こんなに違う! 猫と犬とことんくらべてみました』(監修:哺乳動物学者 「ねこの博物館」館長 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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