猫の平均寿命、性別や猫種は影響する？猫の年齢に関するトリビア【年齢換算早見表つき】

年々延びているといわれている飼い猫の平均寿命ですが、具体的に何才くらいなのかはご存知ですか？今回は、猫の平均寿命について、性別や猫種は影響するのかなどを解説。さらに、猫の年齢を人に換算した早見表やその計算方法もご紹介します。

猫の平均寿命、飼い猫は10年～15年程度

猫の平均寿命は、飼い猫の場合およそ10年～15年程度とされています。人に比べ成長スピードが速く、2才に満たない段階で、人でいう成人に該当するのだとか。
しかし、現代は獣医療やフードなど生活環境が進歩しているため、飼い猫の平均寿命はさらに延びることが予測されます。

なお、家の外に出る猫の平均寿命は13.57才、家の外に出ない猫の平均寿命は16.13才と、完全室内飼いの猫のほうが長生きの傾向に。完全室内飼いの場合、ノラ猫とのケンカなど、ケガや事故のリスクが少ないことが関係していると考えられます。

猫の年齢を人の年齢に換算すると何歳？

諸説ありますが、猫の年齢を人の年齢に換算した場合、以下の表のようになるとされています。

猫の年齢換算早見表

猫	人	猫	人
1カ月	5～6カ月	6才	40歳
3カ月	2～3歳	7才	44歳
6カ月	14歳	10才	56歳
1才	18歳	13才	68歳
2才	24歳	15才	76歳
3才	28歳	18才	88歳
4才	32歳	20才	96歳
5才	36歳	長寿38才	170歳

猫の年齢を人の年齢に換算する計算方法

猫は2才まで急激に成長するため、人の年齢に換算するのがむずかしいものの、2才を超えたら以下の式で計算することが可能です。

人間換算年齢＝24＋（年齢－2）×4

性別や猫種で寿命の差はあるの？

猫の平均寿命は、性別や猫種でも差があるというデータがあります。
オス猫の平均寿命は13.7才、メス猫の平均寿命は14.8才と、メスのほうが長生きする傾向に。これはなりやすい病気による差だという説もありますが、明確な理由はまだ解明されていません。

混血のほうが長生きの傾向に

なお、純血種とミックスでは、ミックスのほうが長生きする傾向にあるといわれています。
ミックスの平均寿命は14.3才。一方純血種だと、比較的長寿なペルシャで13.9才、マンチカンでは11.2才と、猫種によっても差が出てくる結果に。
この理由としては、ミックスはさまざまな血が混ざっているため免疫力が高く、純血種は血統を守るために血が濃く免疫力が低いからだという説があります。しかし、どちらも個体差があり、その猫のもつ体質や飼育環境の影響も大きいでしょう。

先述したように、猫の寿命には生活環境なども大きく影響を及ぼします。飼い主さんの関わり方次第で、愛猫が平均以上に長生きすることも少なくありません。愛猫と少しでも長く一緒にいるためにも、日ごろから体調の変化などに気をつけてあげたいですね。

飼い猫の寿命は年々延びているといわれます。そこで今回は、猫の年齢を人間の年齢に換算する方法や、猫の寿命に関するギネス世界記録、長生きする猫の特徴などについて解説。猫の長生きのためにできることなどについてもご紹介します。

参考／ねこのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】猫の平均寿命と人間換算早見表　世界記録や長生きのコツも』（監修：獣医師聖母坂どうぶつ病院副院長田草川佳実先生）
文／kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。